今日コンビニでさりげなくパン売り場を見ていたら思い切り開封されていました
割とタイムリーなんですぐさま店員さんに。。。
こわいこわい
もりぞうです。よろしくお願いいたします。
ということで本日は大腸の健康についてです。
私たちは食物を何故摂取するかと、ただ口が寂しいからという理由もあるかもしれないですが、そこから得られる栄養素を消化吸収するためです。
これに該当しないのが食物繊維です
最近食べものにはもちろん飲み物にも食物繊維を摂取できると謳ったものがありますがいったいどんな作用をするのでしょうか
当然ですが消化も吸収もされないものを飲み込むと、腸をするりと通り抜け排便によって外へ出す為直腸に送られます
消化できないものの大部分を占めるのがフルーツや野菜、穀類などの細胞の壁になるセルロースという成分です
私たちはこれを食物繊維と呼びます
マウス、ラット、牛などには胃の中に特殊な部屋がありそこにセルロースを分解してくれる微生物が住んでいるため消化できますが私たちは持っていません
ですのでそのまま腸管をスルーして多少はつぶされたりこねくりまわされますが口から入ったままに近い状態で出てきます
食物繊維を食べるとお腹いっぱいになった気がしますがカロリーは実質0です。
昨今の栄養過多な食品事情からするととても重宝されるものですね
そればかりではなく、線維があると大腸はきゅっと締まってそれを下に送らなければならないので腸を健康に保つものでもあります。
長年、肉やジャガイモなどの線維が少ししか含まれないものを食べ続けていると腸もサボってしまい腸もしまりがなくなった状態になります
そして腸管壁が弱くなると憩室と呼ばれる外側に突出した小さな袋のようなものを形成します。ちょうどゴム製タイヤに弱い部分が生じてきてふくらみができるような具合です
憩室に関連して起こる病気を憩室症といいます
憩室自体はただの袋なのでそれ自体が悪さをすることはありませんがそこに腸の内容物が流れこみ溜まってしまうと中に入っているものを洗い流すことが難しくなり腸神経と免疫機構の正常な相互作用が損なわれます
大腸の筋は内容物を肛門までしごいて進めるのは得意ですが、いかんせん横に膨らんだポケットから中身を押し出すような動きまではできません。
それどころか収縮時には大腸の筋は憩室のポケットの蓋を弁のように塞いでしまうのです
憩室はこんな状態では清掃できないので不衛生になり、感染が起こりやすく腹痛、発熱、腸閉塞の原因となってしまうのです。
そうなると憩室症から憩室炎と名前を変えて持ち主を苦しめます。場合によっては破れた憩室から大腸の感染性細菌の大群がなだれ込みます
不幸中の幸いであれば体壁に膿瘍が形成されて局所的な炎症にとどまりますが大腸の外に流出して腹膜炎と敗血症(血液の感染症)を引き起こします。
この場合の治療は迅速的かつ効果的に行われる必要があるため細心の注意を払って原因菌に働きかける抗生物質や手術が必要になります。
こんな事態になる前に腸がへたらないように憩室の予防として毎日の食事に食物繊維を取り入れる必要がありそうですね。
私たちに軽いジョギングやランニングが健康増進に寄与するように腸にも軽い運動をさせてあげましょう
線維は水を吸収して膨らみ、腸管内の内圧を上昇させます。腸管内圧の上昇は蠕動反射を起こすきっかけとなり線維がたくさん含まれた内容物によって大腸は刺激されて肛門の方にせっせと送り込みます
なかでもプルーンは便通を良くする食品で有名です
食物繊維は私たちの定期的なお通じを与えてくれる自然療法でもあるわけですね
注意点としては憩室がもともとかなり薄かったり炎症を起こしてしまっていてはその過剰な腸管の収縮が腸管の穿孔を起こしやすくするので要注意です。
まずは予防のための食物繊維と言ったところでしょうか。
また最近の健康食品には保存料、香料、防腐剤などその食品自体が身体にとって「本当にこれ食べても大丈夫なやつかな。。。
健康は内臓からですね。
本日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました
もりぞうでした(・◇・)ゞ
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