居眠りで”ガクッ”ってなっても倒れないのはなぜ?‐筋紡錘の働き

こんにちは 骨格屋の井口です。

今日は関東でも雪の予報で心配しましたが朝起きてつもってなかったので一安心しました

さて今日は先日の患者さんとの会話から・・・・

その方はいつも帰りが遅く、終電近くになってしまうそうですが

その時間になると周りには居眠りをしている方がたくさん

その方もほぼ毎日電車の中でうとうと居眠りをしながら帰ってくるのが日課とのこと

そこでふと疑問が

居眠りをしても倒れないのはどうしてなのか?

居眠りしている人はみんなだんだん首が傾いてきて倒れそうになっても”ガクッ”となって元の姿勢に戻ります

中には隣の方によりそっている方や、泥酔していてそのまま倒れてしまう方もごくまれにいるそうですがほとんどの方は頭がカクカクなりながらも倒れずに座っています。

実はこの首カックンには筋紡錘(きんぼうすい)という筋肉の中にあるセンサーが重要な役割を果たしています

そもそもだんだん首が傾いてくるのは眠りともに、身体の筋肉の緊張がなくなってきているから

特に重い頭を支えている首の筋肉の緊張がなくなってしまうと重力に負けて頭が右に左に前に後ろに傾いてきます

その時働くのが、筋肉の中にあるセンサー「筋紡錘」

この筋紡錘は筋肉の長さを感知して働くセンサーで、その名の通り筋肉の繊維の中で膨らんでいます

その膨らんだ中にコイル状の繊維があるのですが、そのコイルが引き伸ばされる事でその情報が感覚信号として背骨、正確には脊髄に送られます。

すると脊髄からは伸ばされた筋肉を縮める信号が送られるので首の傾きは元に戻されますw(゚o゚)w オオー!

これは伸張反射といわれる誰もが持っている反応で、通常は筋肉は脳からの信号で緊張したり、弛緩したりするのですが、この伸張反射では筋肉と脊髄の間でのやり取りですので当然無意識に起きる反応です

これは筋肉が伸ばされ過ぎて、ちぎれてしまわないように本能的に備わっているものですが、姿勢の維持にはとっても重要な機能です

筋紡錘はそれだけでは無く「体の位置や形、そして動き」、「物の重さや抵抗」などを感じたり、体を自由自在に動かす為にとっても大事な役割をしているとっても重要なセンサーなんです。

ストレッチのやり方も間違ってしまうとこの筋紡錘の働きで逆に筋肉が硬くなってしまう事もあるので注意が必要ですよ

という事で今日は筋紡錘の話でした

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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