こんにちは暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
かなり高頻度で光化学スモッグ注意報が連日発令されている気がします。
公害のひとつなので特にお子さんやご高齢の方々は
日中無理せず屋内ですごしたりカーテンを閉める、
洗濯物は夕方まで干すなどの対策をしていただいた方が良いかもしれません。
さて本日はからだ言葉についてです。
ご存知でしょうか。
そのままですが、からだ言葉とはからだの部位を含んだ言葉のことです。
最近はLINEのスタンプや絵文字、顔文字なんかで
感情を伝えるツールはいっぱいありますがこのからだ言葉には
その言葉だけで感情も読み取れるようなとっても良い言葉だと個人的には思ってます。
意外に日常生活の中でつかわれていることも多いのですが、
ほとんど意識していないのが現状ではないでしょうか。
意識してみるとことばの持つ意味合いが変わるような実感が得られます。
たとえば、
「足早に過ぎる」
その場を急いで通るという意味もありますが
年月の過ぎ去る速さを意味すると
「年月が速やかに過ぎる」
と
「年月が足早に過ぎる」
どちらも年月が過ぎるさまをあらわしているのですが、
後者の方が実感しやすい気がしませんか。
早足で歩く時の感覚とあせる気持ち、
つまり早足で歩くときの気分が雰囲気として文章にのるような感じがします。
なんかしっくりきます。
「ほほがゆるむ」
ほほの筋肉が弛緩する反応です。にこにこしたり。うれしい気持ちをあらわします。
「おもわず二人の笑顔にうれしくなりました」
「おもわず二人の笑顔にほほがゆるみました」
このほほがゆるむ。読んだ瞬間に自分のほほがゆるむような感じがます。
その瞬間に気持ちがリラックスする実感がわくますし、
逆にそれまでのなんらかの緊張状態があったのではないかというその時点の前の状態も連想させます。
ほかにも
「目も当てられない」
不快や恐怖を目の前にしたとき、
あまりにもひどい状況でみていられないこと
「首が回らない」
借金を返すにも返せない状況にあること。
首は手首や足首など回転する場所?をさします。
このような部分は回転しないとからだの動きが不自由になります。
動物の動きを止めるときには、首を押さえると止められます。
人間の場合でも「首根っこを押さえる」という言葉を使います。
首の回転ができないとからだの動きが不自由になるのは
寝違いや鞭打ちになったことがある方は実感がわきやすいのではないでしょうか。
「肩を怒らす」
威張ること。威勢をはること。
肩が怒るのかという感じですが、チンパンジー界では
ボスチンパンジーがメンバーを威嚇して権威を示す時、
立ち上がって肩の毛を逆立てるそうです。
また肩が権威を示すことでいうと、
軍人が階級を示すときには肩章といって肩を飾ることにもあらわれています。
「息苦しい雰囲気」
まさに会議など緊張が強いられる場面でつかわれます。
緊張で息がうまくできないようなシーンが想像されます。
「息抜きをする」
先ほどと逆で緊張を開放してリラックスすることですね。
息を抜く=息を吐く、とすると息を吐くのは自律神経でいうと副交感神経の働きです。
副交感神経が優位になると生理学的にもリラックスした状態になります。
ほかにも
「腹がたつ」
「手に汗握る」
「逃げ腰」
「背筋をただす」
「地に足をつける」
出せばきりがないのですが、6000語はあるそうです。
これらの言葉からもシチュエーションや心情が想起されます。
このようにからだ言葉は、体、動き、心を
ひとつに込めた日常の経験から成り立っている言葉です。
しかし先ほど述べたように最近はからだ言葉を使わなくても
絵文字やスタンプなどSNSのなかで感情を表現するツールが
たくさんあるので以前よりもこのからだ言葉は使われなくなっています。
僕らの世代から携帯電話が急速に普及してメールで(笑)とかやってましたから、
それがないと携帯の向こうの相手に感情が伝わらないんじゃないか、
もしくは相手が誤解するのではという不安があったのだと思います。
ことばと感情表現を別個にしていました。
からだ言葉はそのことばから感情の動きを感じられます。
からだ言葉で絵文字要らず。
現代は視覚優位のコミュニケーションになりがちですが
身体感覚が伴うとより豊かな感情のやりとりができそうな気がします。
からだ言葉ブームがきたりして。
本日も骨格屋のブログを最後までごらん頂きありがとうございました。
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