こんにちは山田です(* ̄∇ ̄*)
今回は、発達障害12回「LD(学習障害)の学習サポートと予後」です。
ADHDには、効果の高い薬がありますが、LD(学習障害)のに対する薬などの治療法はありません。
ですから、できないことを無理やりさせるのではなく、学習方法を工夫するという形でサポートをしてあげるのがベストだと思います。
学習の仕方をサポートする
LD(学習障害)のの原因となっているのは、脳の機能が不十分であるため、その不具合を薬で治療することはできないようです。
働きが不十分な部分については、別の機能で補うことができます。
例えば、ディスレクシア(発達性の読み書き障害)のために、文字を読むことが難しい場合は、教科書を親などが音読をして、それを録音して、それを繰り返し聞き覚えさせる、また文字を書くことが難しい(ノートを取ることができない)のなら、授業を録音してよいことにしてもらい、それを後で聞き内容を確認できるようにするなどです。
ディスレクシアでもキーボードによる入力ならできる場合があるので、ノートを取る代わりにパソコン等を持ち込む許可をもらい、パソコン等に授業の内容を入力するという方法もあります。
できないものは強要しない
LDの場合、LDではない子のように、音読や漢字の書き取りなどを繰り返し練習すれば上達するというわけにはいきません。
その子を取り巻く周囲の人々が「努力してもできないんだ」ということを理解してあげることが大切です。
努力をしても出来ないことを繰り返しの訓練によって克服させるのではなく、むしろサポートするようにし、ほかのできることに対しては、どんどんやらせて、やる気を引き出してあげるようにしましょう。
逆に苦手なことを強要したり、できないことを他の子供と比較して「なんで、あなただけできないの!」などと非難すると、子供は自信を失い、やる気も失せ、自分を理解してもらえないというストレスから周囲の人に対して反抗的な態度をとるようになる場合もあるので、注意が必要です。
周囲の理解が必要
LDの不便さやつらさを理解してあげて、必要なサポート体制を作り、学習環境を整えてあげれば、学習到達度は向上しますが、現状では、LDへの理解が進んでいるとは言えないようです。
親や先生が率先して、LDの特性を理解し、教室内にパソコンやボイスレコーダーを持ち込むことを許可したり、音読を免除してあげたりといった支援していく姿勢をもつことが、今後の大きな課題でしょう。
さて次回は、いよいよ、まとめです。
発達障害と呼ばれている、このような障害に対して、徒手療法でどのようにアプローチをしていくのか?
実際には、医療機関で発達障害と認められた子供を施療したことはないのですが、グレーゾーンにある子供を数人施療させていただいたので、自分の臨床経験からまとめていきたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)
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