発達障害7「チック症・・・トゥレット症候群について」

こんにちは、山田です(^∀^)

トゥレット症候群と言ってもあまり聞き慣れない言葉かも知れませんが、「チック症」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。

今回はその「チック症」・・・トゥレット症候群についてです。

トゥレット症候群とは

トゥレット障害(トゥーレットしょうがい、英語: Tourette syndrome)またはトゥレット症候群とは、チックという一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とし慢性の経過をたどるものを指す。
小児期に発症し、軽快・増悪を繰り返しながら慢性に経過する。

チックの症状は攻撃的・性的な要素を含むことが多いため未治療の場合、患者にとって社会的な不利益を生ずることが多い。そのため、二次的に自己評価が低下したり抑うつ的になったりすることがある。

病名は初期に記載したフランスの神経内科医、ジョルジュ・ジル・ド・ラ・トゥレット(英語版)(1857-1904)にちなむ。ジル・ド・ラ・トゥレット症候群とも呼ばれるが最近は米国精神医学会(APA)による診断基準DSM-IV-TRや国際疾病分類第10版(ICD-10)にならい、単にトゥレット障害あるいはトゥーレット症候群などと呼ばれることが多い。

疫学
軽度のものを含めるとチックは比較的ありふれたものと考えられている。小児におけるトゥレット障害の正確な有病率ははっきりしないが、海外の大規模な調査では1%弱という数字も報告されている。男児が女児に比べ約3 – 4倍多い。またADHDや強迫性障害、学習障害、自閉症を合併する例もある。
(以上ウィキペディアより)

トゥレット症候群の治療法

主に薬物治療が主流でしたが、最近の英ノッティンガム大学の研究グループの研究でトゥレット症候群患者に生じる制御不能の運動や発声(チック)の原因について新たな見解が得られ、非薬物治療につながる可能性が高まりました。

トゥレット症候群は小児の約100人に1人が罹患し、通常は幼少期に発症し青年期になると脳の構造や機能の変化により患者の約3人に1人はチックが消失し、3人に1人はチックの制御に改善がみられます。
しかし、残りの3分の1はチックがほとんどあるいはまったく改善せず、成人になっても持続します。
チックは咳払いやまばたきがよくみられますが、患者によっては同じ言葉を繰り返す、身体を回旋させる、まれに下品な言葉を口走るコプロラリア(汚言症[おげんしょう])などの症状があり、社会性に問題が生じることもあります。

研究グループによると、このようなチックは、脳の運動機能を司る部位における“配線不良”が「過剰興奮」をもたらすことが原因と考えられています。

今回の研究では、トゥレット症候群患者の脳と非患者の脳を比較した結果、トゥレット症候群患者は脳の活動亢進を制御する能力が低いことがわかったとのこと。
このことから、脳内にチックを制御する機序が存在すること、またその機序が10代で発達または再構築されることが示唆されています。

研究著者である同大学心理学部教授のStephen Jackson氏は、「随意運動に先行する脳細胞の興奮性を改変する脳の変化によって、小児の運動チックおよび音声チックを制御できる可能性が示された。過剰な運動系の“ボリューム”を下げるようなもの。何らかの脳刺激により脳の活動亢進を制御するなどの、非薬物治療法が考えられる」と説明している。研究論文は、「Journal of Neuropsychology」オンライン版に11月28日掲載されました。

私的意見

もちろんすべての問題が解決できるとは思いませんが、このような機序から、カイロプラクティックで(カイロプラクティックは神経系、筋・骨格系の機能低下に対してアプローチをするので)発達障害に対しても何かできるのではないかと考えています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

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