『なかなか治らない』の裏に潜む『治りたくない』心理的抵抗

じゃぁいつやるのか?「今でしょ。」でおなじみ、

浪人時代に東進ハイスクールに通っていた増田です。
いつも骨格屋のブログをご覧いただきありがとうございます。

「何かをやろうと決めているのに、なかなか行動に移せない」事ってありませんか?

ブログを書くぞ!!と思っていても、

なぜかテレビを見てしまったり、YouTubeを見たりして

無駄な時間が過ぎ後悔することは私だけではないと思います。(苦笑)

なんでこうなるのでしょうか?

今回は、なぜ、こういう行動になってしまうのかを脳機能学者である、
苫米地英人先生の著作を参考にしながら考えていきたいと思います。

苫米地先生は
人は何か新しいことを始めようとすると、

それと同時に現状を維持しようとする力「無意識の抵抗」が生まれると言っています。

そしてこの「無意識の抵抗」は、身近なところで厄介な事態を引き起こすことがあります。

例えば、心理的な問題を抱えてカウンセリングに通っている人が、

「あと1,2回で治りそうですね」とカウンセラーに言われたとたん、通院しなくなることがあります。

その理由で頭痛や体調不良などを挙げることが多いようです。

しかし根本的な原因は「無意識の抵抗」で、治りたいと思うのと同時に、

現状のままでいることが心地よいと無意識に感じています。

苫米地先生曰く
「病の状態」はある種の「心理的ステータス」とも言えます。心配してもらったり
優しい言葉をかけてくれるので「ちょっと調子が悪くて・・・」というのが心地よくなるそうです。

少し聞きなれない言葉ですが「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」という医学用語があります。

体がより長く生きるために安定的な状態を維持しようとする傾向のことです。

私たちの体は体温維持機能や免疫機能などさまざまな「ホメオスタシス」によって
守られています。

健康な時は「ホメオスタシス」が健康を維持しようするのでいいのですが、

病気になってしまうと逆に病気に「ホメオスタシス」が発揮されてしまうこともあります

つまり病気にかかったことを「正常」と認識してしまい健康に戻ることに抵抗が生まれてしまいます。

そして厄介なことに「ホメオスタシス」と「無意識の抵抗」は密接に関連しているとのこと。

現在の状態から異なる状態に変わろうとするとき元の状態にいようとする「ホメオスタシス」が抵抗します。

この抵抗はなかなか頑強です。

何かを変えたい、こうありたいと望んでいるとき、

それが困難でないことにも関わらず行動できないとしたら

あなたの無意識の中に何らかの心理的抵抗があるかもしれません。

次回はこの続き「この無意識の抵抗を克服し、乗り越えるためにはどうするか。」

をお伝えしていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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