こんにちは。骨格屋のウナギのかば焼きもりりんです
あなたjはフランツ・カフカという作家をご存知ですか
チェコの文学賞にフランツ・カフカ賞というものもあるくらい有名な作家さんなんです
ちなみに2006年には日本の村上春樹さんがアジア圏で初の受賞をしました
カフカはたくさんの名言を残していますが、ここで1つご紹介します。
すべてお終(しま)いのように見えるときでも、
まだまだ新しい力が湧き出てくる。
それこそ、おまえが生きている証(あかし)なのだ。
前向きで良いですね。
でも、続きがあります。
もし、そういう力が湧いてこないなら、
そのときは、すべてお終いだ。
もうこれまで。
このなんでしょうね完膚なきまでにやられた感。
友達に言われたら励まし方が見当たらないくらいめちゃくちゃネガティブです
でもこれが、カフカの味なんです
また、その小説に触れる方が落ち込んだ時にもポジティブになるためのきっかけを作ってくれるかもしれません。
以前紹介させていただきましたが、心理学には同質効果というものがあり、暗い気持ちの時には暗い音楽を聴いた方が早く心が回復するのです。
ということで、
今日は絶望名人カフカの人生論から1つの言葉をお送りしたいと思います。
「幸福になるための、完璧な方法がひとつだけある。
それは、
自己の中にある確固たるものを信じ、
しかもそれを磨くための努力をしないことである。」
前置きですが日本でいちばん最初にカフカの翻訳をしたのは、中島敦(あつし)さんという小説家だそうです
中島さんの代表作は『山月記』という短編小説で、高校の国語の教科書への採録回数が1位らしいので読んだことがあるという方も多いかもしれません。
山月記は李徴(りちょう)という男が虎になる話だそうです
そういうことになった理由を彼はこう語ります。
「おれは詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交わって切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。」
「ますます己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった。」
「この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。」(『李陵・山月記』新潮文庫より訳)
この作中で言っていることは、まさにカフカのこの言葉と同じです
こういう心理を、心理学では『セルフ・ハンディキャッピング』と呼んでいます
自分にハンディを与えることで自分の自尊心が傷つかないようにするという心理です
才能があると信じて、でもその才能を伸ばす努力をしなければ、失敗した時にも
「努力しなかったから。」と言い訳がたつので、自尊心が傷つかずに済みます
また、
もし成功すれば
「努力しなかったのにスゴイ。
どっちに転んでも自分のプライドを守るためには好都合なわけです
その為、約7割の人はこの心理を持っているということです
でも、努力しなければ当然、成功の確率は減ります
結局のところ自分で自分の足をひっぱってしまう考え方なんです
山月記の中の虎もこう言っているそうです。
「虎と成り果てた今、おれはようやくそれに気づいた。それを思うと、おれは今も胸を灼(や)かれるような悔いを感じる。」
「おれよりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一(せんいつ)に磨いたがために、堂々たる詩家(しか)となった者が幾らでもいるのだ。」
例えば試験の前日につい部屋の片づけとか、勉強とは直接関係ないことをしたくなるのも『セルフ・ハンディキャッピング』です
大切な仕事の前の日についつい夜更かししてしまうのもそうです
あなたは身に覚えはありますか
自分自身あります
自分の自尊心を守って言い訳することが、結局自分のその後の生き方に反映されてしまうんですね。自分のせいで招いた結果を誰にどんな言い訳をしても降りかかってくるのは自分ですもんね
セルフ・ハンディキャッピングの思考になったときはちょっと虎になっちゃうかもと要注意かも。。。なんて
今日も最後まで骨格屋のブログを読んでいただいてありがとうございました。もりりんんでした(・◇・)ゞ
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