汗の不思議‐見えない汗と汗をかく場所で違う2種類の汗

みなさん、こんにちは!
今週も西口店中北がお送りするブログが始まりました

今回のテーマは「汗」

暖かくなって、汗をかくことも多くなったと思います

人はなぜ汗をかくのでしょう?

「熱を発散するためでしょ?」( ̄ー ̄)ニヤリッ

そうです

水分が身体の表面から蒸発するときに、放熱することで体温を下げているのです

では、見えない汗があることを知っていますか?

(゚ロ゚;)エェッ!?

「見えない汗」という言い方は意地悪かもしれません

正確に言うと、意識していなくても身体からは水分が蒸発しているのです

これを「不感蒸散(ふかんじょうさん)」と言います

この「不感蒸散」で、1日のうちにどれくらい水分が蒸発しているのかというと、

肺からは約150~450ml

皮膚からは約600~700ml

合計約1リットルもの水分が蒸発しているんですノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

何もしていないのに、水分がどんどん抜けているなんてびっくりですね

これに対し、意識される水分の蒸発による放熱が「発汗」ということになります

実は、「発汗」には「温熱性発汗」と「精神性発汗」という2種類があります

「温熱性発汗」とは、体温が上昇した時に、水分が蒸発する気化熱で放熱するために起こる、体温調節機構です

一方、「精神性発汗」は体温調節に関係なく、精神的な緊張で起こる発汗です

では、この2種類の「発汗」、汗をかく場所で見分けることができるのですが、それはどこでしょう?

答えは、手のひら足の裏です

基本的に「温熱性発汗」は手のひらと足の裏以外の全身で起こります

逆に「精神性発汗」は、特に手のひらと足の裏で起こり、それ以外では額や腋の下でも起こります

「手に汗握る」や「冷や汗をかく」といった言葉は、まさに精神性発汗をする場所を指しているのですね

初対面の人とあいさつで握手をした時、もし手に汗をかいていたら、あなたと会うことで緊張していたのかもしれません

そんな時はリラックスするような言葉をかけてあげれば、第一印象が良くなるかも…

以前にも書きましたが、汗をかいたままにすると、どんどん放熱をしてしまい、体温が下がっていきます

なので、汗をかいたらその都度拭き取るようにして、過度な体温減少を防ぐことが重要です

また、汗をかいていなくても上記のように「不感蒸散」があるので、水分はなるべく小忠実(こまめ)に摂取するようにしましょう

コーヒーや緑茶など、カフェインが入っているものは利尿効果があるため避けるようにして、水やスポーツドリンクなどの吸収率が良いものを飲むと効果的です

それでは、キーボードを叩く手に汗をかいてきたので、水分補給に行ってきま~す

次回のブログもお楽しみに

P.S.
ブログ内の「こまめ」という言葉は、ひらがなで書くと変だったので漢字を調べてみました
自分は「細め」だと思っていたのですが、正しくは「小忠実」でした
自分の知らないことってたくさんあるものだと実感し、まさに冷や汗をかいた瞬間でした
まだまだ勉強しなくっちゃ

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「汗の不思議‐見えない汗と汗をかく場所で違う2種類の汗」への2件のフィードバック

  1. おはようございます。
    今日の話題も面白かったです
    肺からも汗かくって………
    ビックリです。
    汗かいた後に水分補給と思っていましたが、常に蒸発してるんですね。それで、ちょこちょこ水分とらなきゃいけないと言われるんですね。なるほどなるほど!
    今から暑くなりますので、こまめな水分補給を心がけようと思います。

  2. >かずママさん
    コメントありがとうございます
    教科書的には、1日の飲料水による水分摂取量は約1.3リットルとなっていますので、通常の生活の中では、これを目安にされるとよいかもしれません
    体重の約60%は水分なので、人間に水分は欠かせないものです
    上手に水分補給をして、夏を乗り切りましょう

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