体を自動制御してくれる自律神経について
今週は、先週の生理痛のなかで出てきた自律神経について
自律神経と聞いて思い浮かぶのは?自律神経失調症などでしょうか?
それでは何となく知ってるようで知らないような自律神経
自律神経はその名の通り自律して働く神経
つまりいちいちああしよう、こうしようなどと考えなくても、勝手に働いてくれている神経です。
たとえば汗をかいたり呼吸をしたり食べたものを消化してくれるのも自律神経のおかげです。
この自律神経には2種類の交感神経と副交感神経というのがあります。
その働きはよくアクセルとブレーキにたとえられるのですが、それぞれ全く逆の働きをすることでバランスをとっています。
1日のなかでは通常、12時間交代でこの交感神経と副交感神経の力関係が入れ替わるといわれていますがいろんな状況で常にこの2つがバランスをとりながら働いています。
では交感神経と副交感神経の働きをもう少し詳しくみてみましょう。
交感神経について
まず交感神経!
この神経は闘争か逃走か?というような緊迫した状況などで大切になります。
こういう状況になると交感神経が強く働き、体が緊急体制をとってくれます。
つまり血圧や心拍数が上がり、筋肉へ行く血液の量を増やします。逆に緊急体制には必要のない消化器官や皮膚への血液の量は減らします。
さらに肝臓や内臓脂肪などから必要なエネルギーまで作り出してくれるんですね。
副交感神経について
次に副交感神経!
この神経は交感神経とは逆に安静にしてリラックスしているときに強く働きます。
血圧や心拍数を下げ皮膚や胃腸に行く血液の量を増やします。
さらに唾液が出るのを刺激して腸の動きも活発にしてくれます。
たとえば子供の手があったかくなると眠たくなったサインといわれますが、これは交感神経が優位な状態から副交感神経が優位な状態に変わることで休む体制になった状態!皮膚への血流が増えて手があったかくなるんですね!
他にも自律神経はホルモンを分泌する内分泌腺も支配しています。
先々週は生理によるホルモンの急激な変化で自律神経のバランスが崩れることがあると書きましたが、逆に自律神経の乱れでホルモンのバランスが崩れることもあるんです!
このほかにも生命の維持に必要な環境を整えるのが自律神経の役目ですので全身のほとんどの器官が自律神経によってコントロールされているんですよ!
じゃあこの自律神経はどこにあるのでしょう
というのはまた来週(^0^)/~~~~
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