椎間板ヘルニア手術すべきか!?10年後には全員が治る?

こんにちは骨格屋の北風小僧のかんたろうこともりぞうです

患者さんで腰痛を訴える方は多くいらっしゃいます。

なかには整形外科医から手術を提案されてどうしても手術を選択したくないという理由から骨格屋を訪れる方は少なくありません。

実際腰痛や坐骨神経痛に対してどれくらい外科的治療が有効なのでしょうか

椎間板ヘルニアは一般的に腰椎から出ている末梢神経(馬尾神経)が圧迫されて重度になると膀胱や直腸の働きに障害が起きている場合、脚の麻痺がどんどん進行している場合や様々な保存的な治療を行ったのに痛みが取れないために仕事や日常生活がままならない場合に手術の適応になります

そうなると手術が最終手段位のように考えられがちですが、その場合他の治療に比べて優位性がなければ文字通りの最終手段にはならないのですがその優位性は証明されていません

つまり、手術によっても最終的な問題解決にならないこともあります

脊柱管狭窄症ではどの神経が圧迫されているかによって手術の適応が判断されます

馬尾障害でも脚の症状があります。少し歩くと脚の痺れや痛みで歩行できなくなり休み休み歩かなければならなかったり、常時脚(特に足底)に痺れが出るなどの症状が一般的です。

手術により歩行時の症状は改善した症例は多いようですが、常時出ている痺れに関してはとれないことの方が多くその症状の消失を目的にされている患者さんにとっては慎重な選択が必要になります。

一方の神経根障害(神経根型)、いわゆる坐骨神経痛は保存療法が第一選択になります

ですので早急に手術をしなければならない特殊なケースを除けば、保存療法で直ちに改善しないからといって必ずしも手術を選択する必要はありません。

特殊なケースとは仕事の関係で2週間後に海外出張がありドクターとしっかり手術に関するメリットとデメリットを聴いてもなお、今すぐ手術を希望する場合などです。

一方椎間板ヘルニアでの手術対応には、自然経過も念頭に置いておきたいことです

我慢できないほどの痛みを除いて、椎間板ヘルニアの保存症例を長期的に観察した結果、4年以上経過した場合に症状が改善されている

つまり、自然治癒の傾向がみられるという報告があります。

福島県立医科大学の菊地臣一理事長兼学長が手術を勧めた事例で、それを拒んで退院された患者さんのその後を追跡したところ、10年後には全員が治っていたということもあったそうです

経年数を勘案しても大多数の方が保存療法で良くなってしまうという事実は十分考慮する必要がありそうです。

個人的にはもしそうであるならば重要なことはその状態に陥ってしまった原因がなんであるかを特定することが重要ではないかと思います

一般的には整形外科医の先生も手術をごり押しするよりも経過観察や手術をしても変わらないこともあるという説明をされている方が多いのでやはり患者さん自身で考え、自分にとってよりよい方向を選択するしかなさそうです

絶対的な答えはありませんがどちらの治療が自分がより納得して治療できるかを考えてみてはいかがでしょうか

本日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました

もりぞうでした(・◇・)ゞ。
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腰部脊柱管狭窄2 検査と治療。カイロプラクティック的見解

こんにちは骨格屋の増田です。最近、暑かったり、寒かったり不安定な天気が続いていますが体調管理には十分気をつけてくださいね。

前回は脊柱管狭窄について原因と症状をお伝えしました。
そして今回は西洋医学での検査法、治療法、そしてカイロプラクティックでは脊柱管狭窄は良くなるのか?をお伝えしたいと思います。

検査法
病院では、レントゲンやMRIを行い、これら画像を見て脊柱管に狭窄が起こっているか確認します。通常、X線(レントゲン)を行った後、もっと詳細な情報が必要な場合、CTやMRIを行います。
しかし、MRI等で脊柱管狭窄の画像があっても必ずしも症状が出るわけでありません。

治療
保存療法
脊柱管狭窄症では薬物療法、装具療法、神経ブロック療法などがあり、主に痛みには消炎鎮痛薬が、しびれにはビタミンB12が用いられ歩行障害には血流を改善させるプロスタグランジン製剤が使われます。
装具では腰を伸ばすと痛むのでやや前かがみの状態で固定するコルセットをすることで神経圧迫を緩和させます。また痛みの伝達を遮断(ブロック)する事や、血流改善、炎症を鎮める目的で、「局所麻酔薬」を注射することもあります。

手術
上記の保存療法で十分な効果が得られず症状が悪化し日常生活が著しく不便を感じている場合や排出障害がある場合には手術が勧められます。
(最近は患者さんの身体的な負担が軽い手術として「内視鏡手術」も試みられているようです。)

では脊柱管狭窄はカイロプラクティックで良くなるのか?
残念ながら脊柱管の狭窄自体は良くなりません。しかしMRI等で脊柱管狭窄があっても症状が出ない人もいるようです。

ということは脊柱管狭窄があってもそれが狭窄による痛みやしびれではなく、筋肉や関節の不具合で起こっている場合もあるからです。例えば臀部の筋肉が原因で下肢の痛み、しびれが出ることもありますので、一度お近くのカイロプラクティックセンターに相談してみるのも一つの方法です。

ただ50歳以上で5分も歩いていると足が痛くて歩けない。前屈みで休むと楽になる。カラダを反ると痛みしびれが足の方に走るという方は、まずは病院に行って下さいね。

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腰部脊柱管狭窄症1 腰部脊柱管狭窄症の原因と主な症状

70才 男性
腰痛で腰が伸ばせなくなりました。腰からお尻太もも、ふくらはぎにかけてしびれている感じがあります。歩いて暫くすると下肢が痛くて歩けなくなるほどです。しかし前屈みで少し休んでいると楽になります。体を反らすと下肢に痛みが走ります。

こんにちは、骨格屋の増田です。いきなりですが、こんな状態の方はいらっしゃいませんか?もしかすると腰部脊柱管狭窄かも知れません。

ということで、今回は腰部脊柱管狭窄についてです。

1回目は主な、「原因」、「典型的な症状」、「種類」最後に「腰部脊柱管狭窄症キーワード。」をそして次回は西洋医学での検査法、治療法、そしてカイロプラクティックではどう考えるのか?をお伝えしたいと思います。

原因
5、60才から増え始める「脊柱管狭窄症」は脊柱管が何らかの原因で狭くなり脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることによって腰痛や下肢にしびれ、痛みをを起こすといわれています。

典型的な症状
脊柱管狭窄症には、「腰、おしりから膝にかけて、体の後ろ側に痛みやしびれがある」という症状や、「しばらく立っていたり歩いていると、足が重くなり、時には痛くなる」という特徴的な症状があります。歩くうちに症状が強くなり、足が前に出せず、動けなくなりますが、前かがみで少し休むと、症状が軽くなってまた歩けるようになります(間欠跛行といいます)。

また脊柱管狭窄症は脊柱管内の神経のどこが圧迫されるのかによって主に3つのタイプに分かれます。

1 神経根型
足の両側、左右どちらかの神経根が圧迫されたときは圧迫された方に腰から足にかけてのしびれ、痛みの症状が出ますが自然によくなるケースもあります。
2 馬尾型
両側の足のしびれ、マヒ、脱力感、排泄障害(便尿が出ない、我慢できない)、会陰
部の異常感覚、しかし痛みはありません。状態が悪化するケースが多いので注意が必要です。
3 混合型
1と2の症状が現れます。

どんな人に多いか
骨の老化が原因なのでお年寄りに多く見られます。60才以上。

まとめ
脊柱管狭窄症キーワード

間欠跛行(かんけつはこう)が特徴的な症状。
中高年に多い。60才以上。
腰を反らすと痛みが悪化し前かがみや椅子にかけると軽快する。
神経根型は足のしびれ、痛みがある。
馬尾型は両足のしびれ、マヒ、脱力感、排泄障害、会陰部の異常感覚、しかし痛みはない。

基本的に上記のような状態の方、特に馬尾型の方は(両側のしびれ、マヒ、脱力感、排泄障害、会陰部の異常感覚がある方)すぐに病院に行ってください。
では次回は西洋医学の検査法、治療法。そしてカイロプラクティックではどう考え施術をするのか?をお伝えします。
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