手作りおはぎの大切なポイントは『半殺し??』にあった

こんにちは。もりぞうです。

今日は彼岸あけの日です。

ちなみに春分の日を中日として前後3日間がお彼岸の時期となります

昨日妻の実家にお彼岸で伺いたかったのですが妻も子供も体調不良で伺えず。。

そしたらお父さんお母さんが来てくれました

本当に申し訳なくありがたいです

お彼岸はおはぎです。

実家でお供えするのは小豆から栽培してもち米も炊く毎年自家製のおはぎです

ありがたく頂戴しました。

甘さ控えめお米もひとつぶひとつぶがしっかりしていてとってもおいしかったです

大事なポイントは

『半殺し』だそうです。

お父さんにいきなり半殺しといわれ相当怒っていると思いきや

もち米の粒を残して搗くのを『半殺し』というそうです。

その逆に粒を残さないで搗いてお餅にすることを『皆殺し』というそうです。

それにちなんだ話も教えてくれました。

ある宿に宿泊した旅人が夜に用をたしにいくと、

宿の主人たちが半殺しか皆殺しにするかという話をしているのが耳に入りそれを恐れた旅人がみんな宿から逃げてしまうというお話でした

どうやら落語のおはなしらしいのですが、

こういう知識はスーッとはいってくる。

おはぎの他にもヨモギの葉をすりつぶして作ったヨモギ団子や育てたウドの煮物など
もいただきました。

身体が喜んでいるのがわかります。

昼食後に妻も子供も元気になり実家に行けたんじゃないかとも思えるような光景。。

翌日も元気もりもりです

次の休みは必ず家族で伺います。

春に植える野菜の種をつくるのを楽しみに
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手が冷たいひとは心が温かいではなく、手が温かくなると。。

こんにちは。もりぞうです

「手が冷たいひとは心が温かい」

なんて言葉がありますが理由は分かっていないそうです

このことわざ??はじつは海外のものなんて話もあるのですが

このことわざの裏付け?になりそうな論文を紹介します

米国の行動経済学者ローレンス・ウイリアムズと

ジョン・バーグはある実験参加者を実験室に連れて行くエレベーターの中で

温かい、あるいは冷たいコーヒー持っていてくれと依頼します。

実験室に到着後、

参加者にはある架空の人物の特徴が書かれている人のリストを読ませて、

その人に対する印象について評定してもらいました

すると、手に温かいコーヒーを持った人は

その人物の人格を「親切」、「寛容」だと判断したそうです

さらに実験のお礼として「友人へのプレゼント」か

「自分用の品」のどちらかを選んでもらうと手を温めた人は

前者を選ぶことが多かったといいます。

その後の実験では、

皮膚を温めると人との対人距離が近くなること、

人を信頼しやすくなることなどもわかっています。

そうするとこの説には補足が必要で

手が冷たい人は手を温めるので

結果的に人に温かくなる。。。らしいということになります。

その人の手の温度云々ではなく

皮膚の温度変化がポイントになります

補足として

この実験では手の温度を操作したものですが、

どうやら手でなくてはいけないわけではなく、

どの身体部位であっても同じ結果になったそうです。

つまりは、全身どの部位でも

皮膚を温めると人に温かくなるらしい

なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

その理由は大脳の「島皮質」という部分が

身体的温かさと心の温かさの両方に関与しているからです。

つまり、身体的な温かさを感じるとこの部位が興奮するわけです。

すると心理的な温かさにも興奮する部位なので

他者に対しても温かい気持ちが高まるということになります

さらに詳しく説明すると

島皮質はここにあります。

(NHKスペシャル「ヒューマン第2回から>

また、この島皮質は温かいものに触れるのもそうですが

ヒトにおいてはゆっくり優しく撫でられて心地よさを感じているときに特異的に反応するのです。

つまり、

幼少期の両親などの重要な人との密接な接触にあると考えられています。

先ほどの実験の身体的な温かさは

脳では「島皮質」の背中側が興奮します。

一方で人を信頼したり共感したりといった

温かい気持ちになると「島皮質」の腹側が興奮します。

そこで幼少期に心を許したひとの

温かい手で抱っこされ優しく撫でられるという身体の経験と、

撫でられて安心して温かい気持ちになるという経験を

繰り返すことで島皮質の背中側と腹側の神経回路が形成されていきます。

そのためこれらの間につながりができる結果、

身体的な温かさを感じると、人に対して温かい気持ちになるということです

心身にしみ込んでいる幼少期に感じたぬくもりが

温かいものに触れたり優しく触れられることにより想起され、

自然と他者にやさしく。。っていうと情緒的ですが、

島皮質内の神経レベルでの反応という、

とっても生理学的な反応ともいえます。

島皮質は電気刺激を与えると

「痛み」の感覚を再現させることが明らかにされており

痛みに関する嫌悪感とも関連があるともいわれています。

つまり快だけでなく、

自分ではどうしようも抑えられない感情や情動、

痛みなどの不快な感覚も神経系の反応(あるいは誤作動)

によるものかもしれないということになります。

施術でも何かできることが増えそうですが、

さてどうしましょう

考えます

今日も話が横にそれちゃいましたが

骨格屋のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。

もりぞうでした(・◇・)ゞ

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色を識別できるのは目だけではありません。皮膚も見ています

こんにちは徐々に寒くなってきておりますがいかがお過ごしでしょうか。

もりぞうです。

通常色を識別するために身体のどこを使えばわかるでしょうか。

正解はもちろん『眼』なのですが、

実は皮膚自身でも色を認識しているらしいのです。

皮膚が「光」を感じています。

というのも夏の強い日差しを浴びると「日焼け」をするからです。

これは太陽光線の中の紫外線に皮膚の下にある

メラノサイトという細胞が反応してメラニンという黒い物質をつくることによって生じる現象です。

普段日焼けなどに縁がなければ夏の外出時

日焼けで皮膚が痛くなり、皮がむけてしまうこともあります。

これはケラチノサイトが紫外線をうけて

炎症を起こす物質サイトカインを放出します。

さらにひどいと軽いやけどになって表皮が死んでしまい、

新しい皮膚に入れ替わることが原因です。

紫外線は曇っている日でも強い日もあり眼では確認できません。

逆にみえるものは可視光線といい。

一番わかりやすいのは虹ですね。

赤、から緑、青、紫に至るように波長の違いを見て、

色で認識しています。

赤の方が長い波長、紫が短い波長です。

紫より短い波長の光が紫外線です。

ちなみに赤より長い波長が赤外線です。

また光の三原色は赤、緑、青で

この三原色を重ねると白い光になります。

色を識別できる人間の網膜にはこの三色を識別できる細胞が混在していて,

様々な色に対して、それぞれの細胞が応答する比率で「色」が認識される仕組みです。

あるいは最近よく見かけるLEDのスクリーンも赤、緑、青で埋め尽くされていて、

それらの組み合わせであらゆる色が表現できます。

ちなみにSHARPのアクオスはTVで四原色を売りにしています。

特に自然界の色を表現するのが三原色では限界があるらしく

三原色に白や白みがかったシアンを入れるなど試行錯誤の結果

黄色を入れることによって色の再現性と家庭用での省電力を実現したそうです。

話が少しずれましたが修正して。。

ということで、皮膚は紫外線を感じますが

それが目に見える可視光線の影響は受けないと

今まで考えられてきました。

ところが最近、その常識を覆す発見がありました。

皮膚の角質のバリアをセロハンテープを貼って壊します。

ここに色の三原色である赤、緑、青のLEDのライトを当ててみました。

すると赤い光に当てると回復が速くなる。

緑は変化なし。

青はバリアの回復が遅れたのです。

その後の研究で培養した皮膚。

つまり神経も血管もない皮膚でも同じ効果が得られたのです。

つまり皮膚は

可視光の三原色にそれぞれ異なる応答をしていることを示しているのです。

一歩踏み込んだ表現をすると『色を識別しているのです。』

冷静に考えると紫外線は蝶々、赤外線は蛇には視えています。

人間にとって見えるか見えないかということは皮膚からすれば関係ありません。

つまり眼で見えている三原色であっても皮膚も、

眼の視覚システムとは異なる仕掛けで光を感じていても不思議はありません。

学生時代に校長先生がある鍼灸の先生は肩の痛みを色の付いたシールを手に貼ってとった。

なんていう話も聞いたこともあります。

インドのチャクラもそれぞれの色があり特有の色をそれぞれ持っているので

そのチャクラがうまく通っていないところにその色のものを置くと反応するというのも聞いたことがあります。

ちなみに会陰部から出入りしているルートチャクラの色は赤です。

千原Jrさんが赤いパンツを常に着用しているのは有名ですが。

理にかなっている部分もあるかもしれません。(皮膚じゃないですが。。)

皮膚はただの外部とのバリア機能や免疫、水分維持などに重要な役割がありますが

もっとわかっている以上に重要な役割がありそうです。

今日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。
もりぞうでした(・◇・)ゞ
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嗅覚はだてじゃない!!臭いからこんなことまで分かるのです

3日前に買った人形焼を食べようかな。

見た目は大丈夫。。。

そして香りは。。。

よしやめとこう。

見た目はOKでも匂いを嗅いでなんかやばそうだから食べないことってありますよね。

見た目ではわからない危険を察知して食べなかったわけです。

これで副鼻腔炎にでもなっていて嗅覚、味覚が鈍感になってたら

腐っているのも気づかず数時間後に腹痛でピーピーなんてことになっていたかもしれません。

こんにちはもりぞうです。

ということで本日は嗅覚についてです。

嗅覚の研究
嗅覚の研究については2004年コロンビア大学のリンダ・バック氏とリチャード・アクセル氏がノーベル賞を受賞しました。

今まで嗅覚は主体的な感覚で実験的な分析が不可能と思われていたのですが、

分子生物学的な解明のきっかけをこの両氏が与えてくれました。

それは1991年ラットでにおい受容体をコードしていると思われる遺伝子の集まりを見つけ発表したところからはじまります。

そこから研究は進みそこから7年後にやっと、

においは受容体を介して認識しているということの裏づけがされました。

アクセルとバックによればあるにおい物質に反応する特異的な嗅覚受容体細胞が存在するというものです。

嗅覚受容体細胞がそれぞれ特定のにおい物質を受け取ります。

次に嗅覚受容体細胞からまた特定の嗅糸球体というところに情報が集まります。

その嗅糸球体に突起を伸ばしている僧帽細胞が受け取ったにおい信号を専用の軸索で脳に送ってにおいとして認識しています。

その嗅糸球体の数は左右合わせて10,000個、

人間が嗅ぎ分けられることのできるにおいの種類は10,000種類。みごとに数が合っています。

つまり特定のにおいに分子に反応する受容器は決まっているということです。

鼻が良い動物は誰だ!!
これで大まかなメカニズムがわかったところで気分転換。

動物の中で鼻が良いのは誰でしょうか?

人間と比較するときよく引き合いに出されるのはイヌですが

確かに嗅覚細胞の数は人間の約2倍多くもっています。

しかし
意外や意外イヌよりも1.5倍も良い動物がラットなんです。

そして栄えある第1位はゾウなんですね。

人間の5倍、イヌの2倍鼻が利くんですね。

実際の研究でもゾウの鼻が良いことは示唆されています。

アジアゾウを用いた行動実験によれば、

アジアゾウは、ヒトを含む霊長類が識別できないような微妙なにおいの違いを嗅ぎ分けることができます。

また、野生のアフリカゾウは、マサイとカンバというケニアに住む2つの民族集団をにおいで区別できるという報告もあります。

マサイは槍を用いてアフリカゾウの狩りを行う風習があるのに対し、カンバは農耕民族なので、アフリカゾウはマサイを避けようとするのです。

ゾウの鼻はだてに長いのではなく、その能力も非常に優れているといえます。

人間の嗅覚
人間はそこまでなくともニンニクの臭いには敏感ではないでしょうか。

ニンニクのにおい物質はメチルメルカプタンというものです。

この物質が1リットルの空気中に0.000004mgあるだけで臭いとして感じるのです。

また嗅覚は情動とも密接に関係しているので本人にとって心地よい香りであればとても副交感神経が刺激されリラックスした時間が過ごせますが、

嫌な臭いだと速やかに交感神経に伝わり硬い表情に全身強張ります。

交感神経の作用は「闘争」か「逃走」にスイッチが入ります。

デートの前にニンニクは要注意かも。

また風邪で鼻づまり状態になると食事の時の味覚も落ちます。

嗅覚と味覚は密接にリンクした感覚であることも経験的に知っていると思います。

そんな時は、食事もおいしくないし気持ちもブルーになっちゃいますよね。

他にもにおいから意外なことまでわかっちゃうという研究結果もあります。

人は「他人が喜んでいる匂い」を判別できる?

意外なことも嗅覚からわかっちゃうんですね。

また脳の内部で匂いを感じ取る領域である「嗅球」が男女でどう異なるかを検証した結果

男性よりも女性の方が4割も細胞数が多いということがわかりました。

嗅覚は女性の方が断然優れているといえます。

女性の勘の鋭さも実は嗅覚から来ているのかもしれません。

視覚や聴覚は何かと重要視されていますが嗅覚も大事な感覚ではないでしょうか。

今日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。

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無用の長物 虫垂。実は腸内細菌叢の制御や免疫との関連性も

こんにちは。森です。

無用の長物ということばがあります。

長物とはただ長すぎてあっても役に立つどころかかえって邪魔になるもの。。

医学においてもそんな扱いをうけてきた代表格が虫垂です。

俗にいう盲腸(虫垂炎)になるところです。

以前は激しい腹痛の所見があればわりかしすぐに手術でとってしまうことが多かったようです。

患者さんの中にも既往歴に虫垂炎手術があるかたも少なくありません。

しかし、最近ではこの虫垂には大切な役目があることがわかってきました。

大阪大学 大学院医学系研究科 感染症・免疫学講座(免疫制御学)/免疫学フロンティア研究センターの竹田 潔 教授らのグループは、私たちの体で不必要な組織と考えられていた虫垂に存在するリンパ組織が、粘膜免疫で重要な役割を果たすIgAの産生に重要な場であることが分かりました。

IgAとは免疫グロブリンの一種で名前の通り免疫反応に大きな役割があり血液中や組織液中に含まれています。

その中でもIgAは人の腸管、気道などの粘膜や初乳に多くあって、局所で細菌やウイルス感染の予防に役立っています。

また竹田教授によるとIgAが腸内細菌叢の制御にも関与していることを突き止めました。

その研究の際に比較されたのが腸管関連のリンパ組織のパイエル板という小腸にも存在する集合リンパ組織です。

その結果、虫垂でつくられたIgAは小腸と大腸へ移動しましたがパイエル板からのIgAは小腸に行くものの大腸にはあまり移動しないことが分かりました。

そのため虫垂をやたらめったらとってしまうと大腸の腸内細菌のバランスに悪影響を起こすのではないかということがわかったのです。

腸内細菌のバランスなんか関係ないじゃんと思う方もおられるかもしりませんが、イギリスの科学雑誌のネイチャーにも腸内細菌のバランスが肥満と関係があるという論文や

米アリゾナ州立大学バイオデザイン研究所のRosa Krajmalnik-Brown氏は小児の自閉症と腸内細菌について論文を書いています。
理由は自閉症と診断された小児が成人期まで続く胃腸障害があることが多く胃腸障害が良化することにより自閉症の状態も変わることによるものです。

エール大学医学部の論文では潰瘍性大腸炎やクローン病に腸内細菌が関与しているということを示唆しています。

これらの論文での裏付けされ確証まではされていませんが腸内細菌がさまざまな影響を与えるということが考えられます。

その腸内細菌叢に大きな影響をあたえているものの1つが虫垂です。

人間の身体の中でいらないものはあるのでしょうか。

脾臓はなくても大丈夫。
扁桃腺も高熱がでるからいらないから念のためとっておきましょう。
もうお子さん産む予定ないなら筋腫があるから子宮はとりましょう。

本当にいいのか。

無用の長物は本当に役に立たないのでしょうか。

断捨離流行ってますもんね。

今のところ内臓捨てるのはときめかないから私はやめときます。
そしてびびってます。

今日も最後まで骨格屋のブログを読んで頂きありがとうございました。
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