ノロウィルスが大流行!?症状の特徴と予防のための注意点

こんにちは
骨格屋の井口です

そろそろインフルエンザのニュースがきかれはじめていますが
毎年これからの季節にはノロウィルスも流行しています

国立感染症研究所感染症情報センターによると
ノロウイルスなどにより嘔吐や下痢などの症状を呈する感染性胃腸炎の
小児科定点医療機関(全国約3000か所)当たりの患者報告数が
11月26日-12月2日の週は18.00人で
前週の13.02人から7週連続で増えたとのことです(゚ロ゚;)エェッ!?

これは2002年以降の同時期と比べると
06年に次いで多く
今年はなんと大流行の危険があるようですw(゚o゚)w オオー!。

という事で今日はノロウィルスについてです。
厚生労働省によると
https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

毎年12月から3月ごろ、これからの季節に多発します。

症状は下痢だけではなく
嘔吐を引き起こすことが特徴で
熱はあったとしても
それほど高熱にならないことが一般的です。
嘔吐(おうと)・下痢は一日数回から
ひどい時は10回以上の場合もあります

通常、これら症状が1~2日続いた後
治癒し後遺症もありません
また、感染しても発症しない場合や
軽い風邪のような症状の場合もあります。

そして残念ながら発症したら
このウィルスに効果のある薬はありません(; ̄Д ̄)
ですので安静にして自然治癒力に任せるしかありません。

特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は
脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように
水分と栄養の補給が大切です

脱水症状がひどい場合には
病院で輸液を行うなどの治療が必要な場合もあります

またつらいからと言って
いわゆる下痢止め薬で下痢をとめてしまうと
ウィルスが体の中に留まり、
かえって病気の回復を遅らせることがあるので
使用しない方がいいようです。

そしてその感染源ですが
過去のノロウイルス食中毒の調査結果では
食中毒事例のうち約7割では
原因食品が特定できていないようです

その中には、ウイルスに感染した食品取扱者を介して
食品が汚染されたことが原因となっているケースも多いとされています。

そのほかの原因としては、
ノロウイルスに汚染された二枚貝があります。

ノロウイルスに汚染された二枚貝による食中毒は
生や加熱不足のもので発生しており
十分に加熱すれば、食べても問題はないようです。

他にも感染者のふん便やおう吐物からの感染も多いようです。

下痢であれば、ウイルスはトイレで流されるため
広がりにくいのですが
嘔吐の場合、適切に処理・消毒をしないと
ウイルスが床に残ります。

このウィルスは乾燥にも強いので
その床に残ったノロウィルスがホコリと共に空気中に舞い上がり
感染が広がっていくこともあります

そのため消毒には市販の台所用塩素系漂白剤を薄めたものが必要です。
アルコールでは消毒されないので注意してください。

そして何より手洗い

トイレの後、食事の前、調理の前、おむつ交換の後、
嘔吐(おうと)物や下痢便の処理の後等では
流水・石鹸による厳重な手洗いが必要です。

また、嘔吐(おうと)・下痢症状のある方とのタオルの共用は避けてください。

下痢の症状がなくなってもしばらくはウィルスが残っていますので油断をしないようにしてくださいね
そしてなにより、十分な睡眠とバランスの良い食事、適度な運動、そしてカイロプラクティックケアが大切ですよ

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
=======================
川口のカイロプラクティック 骨格屋
https://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/ 不定休
=======================

風邪の季節ですが・・・市販薬による重篤な副作用の報告から

こんにちは
毎年、テレビでシチューと風邪薬のCMを見ると冬を感じる
骨格屋の井口です

ところで風邪薬といえば少し前ですが…
市販の薬によると思われる
副作用の発表がありました

厚生労働省が平成19年から23年度の
5年間に報告された情報を公開したものです
https://www.pmda.go.jp/files/000144665.pdf#page=3

それによるとOTC(オーバーザカウンター=市販薬の事)
によると思われる副作用の報告数は
合計1220例

毎年250症例前後報告されていますw(゚o゚)w

主な薬の種類では
総合感冒薬(かぜ薬) 404例
解熱鎮痛剤 243例
漢方製剤 132例 で

そのうち死亡症例は合計24例
総合感冒薬(かぜ薬) 12例
解熱鎮痛剤 4例
漢方製剤  2例

また後遺症がのこった症例は合計15例
総合感冒薬(かぜ薬) 8例
解熱鎮痛剤  2例
カルシウム剤 2例

という事です

この症例の中には
医薬品による副作用との因果関係が不明なもの
も入っているようですし
調査会社のインテージによると
風邪薬だけでも2011年の市場規模(販売金額)は
約970億円との事なので
これらの薬が実際に飲まれている数を考えると
確率的にはかなり低いと思いますが

普通に薬局で市販されている薬でも
考えもしないような重大な副作用がありえる
ということは知っておいた方がよさそうです(゚ロ゚;)

中でも重篤な症例は
スティーブンス・ジョンソン症候群
アナフィラキシーショック
肝機能障害

などですが重篤化を防ぐには
副作用の早期発見が大切ですので
簡単に特徴的な症状を紹介しておきます

スティーブンス・ジョンソン症候群
高熱を伴って発疹・発赤、
やけどのような水ぶくれなどの
激しい症状が
比較的短期間に
全身の皮膚、口、粘膜に現れます。

詳しくはこちら↓
https://www.pmda.go.jp/files/000218910.pdf

アナフィラキシーショック
強いアレルギー反応でじんましんなどの皮膚症状や
腹痛や嘔吐などの消火器症状
息苦しさなどの呼吸器症状をおこし、
突然蒼白、意識の混濁などの
ショック症状が現れることがあります。

詳しくはこちら↓
https://www.pmda.go.jp/files/000231699.pdf

肝機能障害
その名の通り肝臓の機能が障害されて
倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、
発疹、吐き気・おう吐、かゆみなどが表れます

詳しくはこちら↓
https://www.pmda.go.jp/files/000240141.pdf

かぜなどの症状と似ていて区別がつき辛そうな症状も多いですが
おかしいなと思ったら医療機関を受診しましょう

もっとも風邪薬や解熱剤は症状を抑えるだけで
風邪を治してくれるわけではありませんので(゚∇゚ ;)エッ!?

一番大切なことは免疫力を高める事
そのためには
十分な睡眠と安静、水分補給などが大切です。

もちろん定期的なカイロプラクティックケアも大切ですよ!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

=======================
川口のカイロプラクティック 骨格屋
https://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/ 不定休
=======================

抗生物質が効かないマイコプラズマ感染症その症状と予防法

あけましておめでとうございます。
骨格屋の井口です。

年末年始はどのように過ごされたでしょうか?

実家に帰られた方、旅行に行かれた方、買い物を楽しんだ方、ゆっくりと過ごされた方もいらっしゃると思います。

私は実家の神戸に帰る予定で新幹線の切符も取っていたのですが…

前日に母親の体調が良くないとの連絡がありまして、幸い症状はそれほどひどくはなかったようですが、検査結果がまだ出ていないのではっきりとわからないながら、マイコプラズマ肺炎の可能性が高いとのことで急遽帰省が取りやめになってしまいました。

巷ではこのマイコプラズマ感染症がずいぶんはやっているようですので今日はこのマイコプラズマについてです。

マイコプラズマといわれると、とっても強そうな名前に聞こえてしまうのは私だけではないと思いますが…

マイコプラズマ肺炎というのはその名の通りマイコプラズマという微生物によって引き起こされます。

実は大人になるまでにまでに97%の人がマイコプラズマに感染したことがあり、大人では何回も感染することがあるようです。

ということで、とっても身近な病気なのですが、一般的に使われている抗生物質が効かないために見逃されてしまうとなかなか治らなく、肺炎まで起こしてしまうやっかいな病気なんですね。

実際にマイコプラズマ肺炎にかかったときの特徴的な症状は

せきが長く続きなかなかよくならない
せきは乾いたせきであまり痰が出ない
熱はそれほどでないか、出ても一日中続くことは少ない

などがあるようです。

ただ症状が出るまでの潜伏期間が2日~3週間といわれていますので本人も気がつかないうちに周りの人に感染して集団感染することが多いようです。

一般的には肺炎といっても症状は比較的軽く、本人が歩いて通院する事が出来るので「歩く肺炎」なんていわれているようですが…

中には重症化する場合もあり髄膜炎や脳炎、中耳炎や肝炎、膵炎、心筋炎、関節炎など、他にもいろんな合併症が出る場合もあるので怪しいと思ったら早めの受診が必要です。

予防策としては

現状ではワクチンなどが無く、予防接種はない為インフルエンザなどと同じように

手洗い、うがい、顔洗いを行う。
人ごみを避ける

などが大切ですが特に乾いたせきをしている人には近づかないようにしましょう

そして普段から睡眠や栄養、そしてカイロプラクティックケア等、体調管理をしておく事も重要です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

※参考資料 国立感染症研究所感染症情報センターHP

=======================
川口のカイロプラクティック 骨格屋
https://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/ 不定休
=======================

体温の調整-かぜで熱が出るのは脳が設定温度を上げている!

こんにちは  骨格屋の井口です
暑い日が続き毎日汗だくになっている今日この頃です

先々週「汗をかくとかぜが治る!?」ということで汗について考えてみました。
汗をかくことで風邪が治るのではなく風邪が治って熱を下げる時に汗が出るということでしたね

体には、それ以外にも体温を下げる時には皮膚表面の血管が広がって血液の熱を放出しやすくしたり、逆に体温を上げたいときには皮膚表面の血管を縮めて熱が逃げにくくし、それでも足りなければ体をブルブル震わせて発熱するなど体温を調節する機能がいくつかあります。

この体温調整の汗、体温を下げる時に出て、体温が下がれば止まる。なんだかエアコンの冷風と似ていませんか?

ところで・・・
エアコンの場合はボタンをピピッと押せば好きな温度に設定されますが、人間の体の場合は体温の設定温度はどうやって決まるのでしょうか?

そのカギは脳、その中でも視床下部というところが握っています
風邪などでウィルスが増えるとそれを察知した免疫細胞から視床下部へ情報が伝わり、その結果体にとって一番有利な状態、つまり視床下部が体温の設定温度を上げた状態になります

これは太古の昔からウィルスと戦ってきた経験がなせる業で、視床下部はウィルスに対抗するためには体温をあげたほうがよいという事がわかっているんですね

この視床下部は脳の中でも古い脳といわれるところで、ホルモンの調整などで体のいろいろな機能を自動制御してくれています。

それと比べて新しい脳といわれる大脳などは人間特有の高度な思考や判断が出来る大事な脳ですが、風邪を引いた時などは、熱や咳、鼻水などの不快な症状をとにかくなくす事を優先してしまう事が多いようです

そう考えると意識はしなくても体にとってベストな状態を自動で作ってくれる視床下部に比べ、大脳は目先の利益を優先してしまうことも多いようですね

これは我々のおこなっているカイロプラクティックにも通じるところですが、カイロプラクティックでは脳へ情報を送る神経や、脳からの指令を伝える神経が正しくより正しく情報を伝えられるように背骨の問題を改善していきます。神経伝達が正常な状態であれば、脳は自動的に今あるベストな状態に体を調整してくれるはず!
という考えが根本にあります。

つまりつらい症状などに直接介入してその症状を変えていくのではなく、あくまで体の機能、神経伝達をよりよくすることで脳がベストな判断が出来る状態を作っていく。その結果としてつらい症状が改善することを考えています

もし大脳の判断で思うような改善が無い場合は是非一度カイロプラクティックケアをお試しください

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
=======================
川口のカイロプラクティック 骨格屋
https://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/ 不定休
=======================

汗をかくとかぜが治る!は本当?風邪の時の汗の影響は?

こんにちは西口店の井口です

先日友人達と出かけた時の事・・・
ちょっと小腹がすいたのでお店に入ろうとした時
友人の一人が
「ちょっと風邪っぽいから車で休んでるよ・・・昨日あんまり寝てないし
というので気になりながらも残りのメンバーでお茶をした後、車に戻って具合を聞いてみると
「汗かいたらすっかり風邪は良くなった
とのこと

そういわれれば風邪を引くと
「あったかくしていっぱい汗かいたら早く良くなるから
というのはよく聞くことがありますが果たして本当に汗をかいたら風邪が治るのでしょうか?

ということで今日は汗と風邪の関係を考えてみましょう!

まずは汗をかくことの効果ですが・・・汗にもいくつか種類があります。

1.温熱性発汗・・・気温が高い時や、運動した時などの体温調整のための汗。汗が蒸発する時に体から熱が奪われるので体温を下げる効果があります。

2.精神性発汗・・・緊張した時などに「手に汗を握る」状態。手のひらや足の裏に出ます。その昔、人間が猿に近かったころ外的から襲われて逃げる時、手や足をしっとり湿らせて木の枝などをしっかりつかめるように汗が出ていたなごりだとといわれています。

3.味覚性発汗・・・辛いものを食べた時にかく汗。食事による体温の上昇を抑えるためにかく汗です。

と分類されているようですが・・・
実際に風邪の時にかく汗は上がった熱を下げる為の温熱性発汗

ということで風邪の時に汗をかくと熱が下がって風邪が治る

といいたいところですが ちょっと待ってください

そもそも風邪をひいて熱が上がる時には厚着をしても布団をいっぱい掛けても汗をかくどころか寒気がしてがたがた震えていますよね

これは体が一生懸命発熱している状態で、風邪を治すための体の防御反応なんです。

風邪はウィルスの感染によって起こりますが体の中でこのウィルスををやっつけてくれるのが体の免疫反応
そして体の免疫の働き具合は体温に大きく影響されています。

一説には、体温が1度下がると免疫力は約30%下がり、逆に1度上がると免疫力はなんと5~6倍になるともいわれていますΣ(‘◇’*)エェッ!?。

つまり体は風邪のウィルスをやっつけるためにわざわざ熱を出しているんですね

ということは早く風邪を治すためには熱が出て体温が上がったほうがいいということになります。

ただしあまりにも体温が高くなりすぎると逆に体力を消耗してしまうので薬などで体温を下げることが必要な場合もあります。

ちなみに先日子供の予防接種の時に小児科の先生に聞いた、熱が出た時の解熱剤を使う目安は

熱が高くて(おおよそ38.5℃以上)
息づかいが荒くつらそう
食欲がなく水分もとれない などの場合

逆に使わなくて良い場合は
熱が高くても水分がとれてすやすや眠っている
機嫌や食欲がさほど悪くない

などだそうです。

ちょっと話がそれてしまいましたが、ここでもう一度風邪を引いた時の体の反応を考えてみると

風邪のウィルスに感染する

ウィルスをやっつけるために体温を上げる
(このときはあまり汗をかかない)

ウィルスをやっつけた!

上がった体温を下げる
(この時に汗をかく)

という感じでしょうか

つまり汗をかくと風邪が治るのではなく
風邪が治って熱が下がる時に汗が出るということですね

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

=======================
川口のカイロプラクティック 骨格屋
https://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/ 不定休
=======================