発達障害14「最終回、発達障害への徒手的アプローチ」

こんにちは、山田です(o^∇^o)ノ

とうとう発達障害シリーズも最終回です、「発達障害がカイロプラクティックで治るんですか?」、「どんなことをするんですか?」などの声があるなか、もったいぶってここまで引張ってきました(笑)

発達障害という診断への疑問

残念ながら、実際には「発達障害」と診断を受けた子を施療した事はありません。

これまで話を聞いたり、発達障害について勉強しましたが、今現在自分の見解としては(詳細は省きますが)最近では周りが簡単に「あの子は発達障害だ」というレッテルを貼るような風潮に疑問を持っています。

簡単に言うと、自分で検査した結果、機能の問題がありそれが徒手療法で解決可能ならば単に「機能低下」であり徒手療法で解決できない「病理」ではないということです。

私が「発達障害」に興味を持ったのは、自分の子どもの言動が心配になったことがあったのと、私の友人、その周りの人が自分の子と他の子との成長を比較して、「うちの子大丈夫かしら?」と心配して相談を受けたのが始まりでした。

私が受けた相談内容

1、落ち着きがない(授業中立ち歩くなど)
2、空気が読めない
3、算数はいいけど国語になると眠くなる・イライラする(逆もあり)
4、集中できない(すぐ気が散る)
5、暴言を吐く、すぐ暴力を振るう
6、人の言う事が聞けない(頑固、融通が利かないなど)
7、年相応の対応ができない(言い訳が幼稚など)
8、ルールが理解できない、
9、話の内容がよくわからない(時系列がバラバラなど)
10、運動が苦手(なわとびや自転車、球技)
他には、すぐ忘れる、お金の計算が苦手、アナログ時計が読めない、それまで解けた問題が出来なくなる、自分をうまく表現できない、お使いや手伝いを頼んでも頑としてやらない、何か言われるとすぐにどもる、だまるなどでした。

私がみたケース

私が今回みさせていただいた子供達は、いわゆる発達障害とまでは言えないが、家族間や友達とのコミニケーションに問題があったり、学業に問題があるといった、本人もそのようなことで親や先生に怒られたりするのが、ストレスに感じていたり、もちろん親のほうも先生に呼び出されたり、家の様子でわが子のことが心配になっているというケースです。

私はもちろん、その子達に「発達障害」というレッテルを貼ったり、相談を受けて「発達障害の疑いがあるかもね(そもそも医師ではないので診断しません)」と言ったりということを絶対にしません。

私ができることは、検査でどこが機能低下しているのかを確認し、その機能低下に対してどのようにアプローチをすればいいかを考え、そこで導き出した仮説に基づいて検証(施療)するということです。

子供達に臨床上共通していたこと

これまで長い子で3年間、短い子で6ヶ月強くらいで、5人の子共達をみさせていただきましたが、その子たちに共通して機能低下しているところがありました。
(カイロプラクティックでの専門用語もありますが、細かい説明は省略させていただきます)
1、眼球運動の機能低下
2、大脳の機能的左右差
3、小脳機能の低下
4、脳脊髄液の循環不良
5、神経学的統合不全
6、上部頚椎サブラクセイション
7、仙腸関節、または仙骨のサブラクセイションです。
(1から3は機能神経学的検査での結果、4から7はカイロプラクティック的検査での結果です。)

基本的には、この上記の問題に対して施療を行い、機能改善をしていきました。
しかしこの7つの問題が改善されたからといって、すぐに相談を受けたような問題が解決する訳ではなく、それこそ、機能が上手く働いていなかったので、その部分というのは、例えば成長の邪魔になっていたとすると、改善がなされてから、外部からの刺激(情報)が正しく入力され→正しく情報の処理がされ→正しく出力されるようになるので、本当の意味で改善していくのは、数週間、数ヶ月、数年かかります。

改善の度合い

1、機能低下の度合い
2、ケア(セルフケアも含め)の頻度、強度
で変わります。

例えば、機能低下の度合いが同じくらいの子どもで比べると、眼球運動のセルフケアを毎日忘れずにしていて、1週間に1回施療を受けに来ている子と、セルフケアを忘れがちで毎日しない、1ヶ月に1回程度しか施療を受けない子とでは、改善の程度、期間に差が出来てしまうと考えられます。

施療した結果は!?

施療させていただいた結果としては、「勉強が集中してできるようになったので、志望校に受かりました(^O^)」、「球技が上手になり、なわとびもできるようになった(^o^)」、「施療を受ける前は、授業中落ち着いていられなかったのに、最近の授業参観ではちゃんと先生の話を聞いていました(感涙)」、「音程を取れるようになり、歌が上手になった(感涙)」など改善された部分もありますし、「だいぶ空気が読めるようになったよ(まだまだだけどね)」など改善途中のもあります。
そして機能低下としては、全く改善されなかったというのは無いのですが、「頑固」というような「性格、性質」的な部分は変化無しというのはあります。
なぜなら、その子の「個性」の部分ですからね、変えようがありません(笑)

改善させるのは機能低下!

長くなってしまいましたが、きちんと機能を評価して適切なアプローチが出来るならば、「機能低下」に対しては改善できますよ!ということで締めたいと思いますヾ(=^▽^=)ノ

今回も最後までお読みいただきありがとうございました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

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腰痛の85%は原因不明!見逃すな鑑別すべき危険な腰痛とは

厚生労働省では(以下は厚生労働省のPDFからの抜粋です)

1 腰痛とは
1 腰痛の定義

「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状の総称です。一般に座骨神経痛(ざこつしんけいつう)を代表とする下肢(脚)の症状を伴う場合も含みます。腰痛は誰もが経験しうる痛みです。

腰痛の範囲の定義
2 特異的腰痛と非特異的腰痛医師の診察および画像の検査(X 線やMRI など)で腰痛の原因が特定できるものを特異的腰痛、厳密な原因が特定できないものを非特異的腰痛といいます。ぎっくり腰は、椎間板(ついかんばん)を代表とする腰を構成する組織のケガであり、医療機関では腰椎捻挫(ようついねんざ)又は腰部挫傷(ようぶざしょう)と診断されます。しかしながら、厳密にどの組織のケガかは医師が診察してもX 線検査をしても断定できないため非特異的腰痛と呼ばれます。

腰痛の約85%はこの非特異的腰痛に分類されます。通常、腰痛症と言えば非特異的腰痛のことを指します。まず、頻度の少ない特異的腰痛について解説します。

腰痛の原因
(資料出所:What can the history and physical examination tell us about low back pain?
JAMA 268: 760-765, 1992 )

(1)特異的腰痛の代表例
原因が確定できる特異的腰痛は、医療機関を受診する腰痛患者の15%くらいの割合といわれています。その内訳は、腰痛自体よりも座骨神経痛を代表とする脚の痛みやしびれが主症状の疾患である腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)がそれぞれ4~5%、

腰痛患者プライマリケア受診時
約15%:特異的腰痛
(原因が特定できる腰痛)

椎間板ヘルニア 4~5%

脊柱管狭窄症 4~5%

腰痛よりも下肢症状(座骨神経痛など)が主訴

圧迫骨折 4%

感染性脊椎炎や癌の脊椎転移 1%

大動脈瘤、尿路結石などの内臓疾患1%未満

約85%:非特異的腰痛(原因が特定しきれない腰痛)

とあります。
厚生労働省も腰痛に関しては診断できないものが85%もあるということを認めているんですね。

厳密にどの組織のケガかは医師が診察してもX 線検査をしても断定できないため非特異的腰痛と呼ばれます。とあるように85%はレントゲンや診察でも断定できないはずなのに腰痛を訴えてくる患者さんのほとんどが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されてくる方がいらっしゃいます。

臨床的には85%以上がそのような診断名をつけられているような気がしますけど。(たまたまなのか。。。)

そんな原因がわからない腰痛でもやはり痛いものは痛いですよね
ですから最低限緊急を要する腰痛に関しては鑑別しておかなければならないものもあります。

特に命にかかわるものでは心配ですよね

英国の報告では腰痛で受診した患者さんの40%が「癌」などの重い病気を心配して医療機関を受診するそうです

実際、悪性腫瘍(がん)が原因で腰痛を起こすこともあります

臓器の悪性腫瘍の約14%が骨に転移し、その多くが脊椎であると言われ、男性の場合、肺癌の24%、前立腺癌の23%、胃癌の9%が骨転移を起こし、女性の場合は乳癌の35%、子宮癌の12%、胃癌の11%が骨転移を起こすという報告があります。

骨転移は一般的には癌でもステージⅣ(Ⅰ~Ⅳ)の末期症状というのが多いですが0ではないので参考まで

また悪性腫瘍が隠れた腰痛を起こしている可能性が示唆される所見としては

①年齢が50歳以上
②腰痛の治療を1ヶ月以上受けているが痛みが軽くならない
③1ヶ月以上痛みが続いて、徐々に強くなってきている
④安静にしていても痛みが軽くならない

などの場合少し確率が高くなります。既往歴に癌があることも疑われるものの1つです。

癌以外にも急性腰痛(俗にいうギックリ腰)が現れる疾患として腎結石・尿管結石、急性腎盂腎炎、急性膵炎、子宮外妊娠、子宮内膜炎

激痛ではないものの慢性の鈍痛として現れるものに、肝硬変、遊走腎、嚢腫腎、前立腺疾患、子宮筋腫、卵巣嚢腫、良性腫瘍、

感染症では脊柱カリエスや化膿性脊椎炎なども考えられます。
あとは

「脊柱カリエス」は結核菌が脊柱(背骨)に感染して炎症を起こして骨を破壊していきます。
「化膿性脊椎炎」は脊椎に黄色ブドウ球菌などが脊椎に感染して化膿して骨破壊が起きます

どちら感染が原因なので発熱があります。慢性期の場合でも微熱がでます。また感染した脊椎を後ろから叩打すると痛みが放散します。

これらの筋肉、関節以外の内臓疾患や感染症由来では

①姿勢における痛みの変化がない
②経過とともに悪化していく
③夜間に痛みで目が覚める
④発熱している

という場合が多いので整形外科にいっても「椎間板ヘルニアかも。」とか「骨がずれてる。」と言われて鎮痛剤とシップだけもらって様子見るように言われたものの①~④のような所見があった場合は整形外科ではなく内科などの他の診療科の受診が適切ではないかと思われます

緊急を要するものはやはり病院での適切な治療が良いと個人的に思います

このような疾患は腰痛においては約3%なので可能性としては低いためにあまり心配になり過ぎないでください

これらのことが除外できればより安心しして他の治療が受けられるのではと考えております。
それでも痛みが変わらないし鎮痛剤が効かないという方は他に原因があるかもしれません。

少しばかりですが参考にしていただければ幸いです
何かございましたら骨格屋にお気軽にご相談ください。

本日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました
もりぞうでした(・◇・)ゞ。

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ぎっくり腰の意外な原因!!‐脳の疲労が引き起こす体の不調.

寒暖の差が激しい今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、骨格屋の井口です

最近この天候の影響もあって
ぎっくり腰で来院される方が
多くなっているようです

ぎっくり腰の実際

そのぎっくり腰の原因と言えば
骨盤のゆがみや椎間板ヘルニア
などが思いつくでしょうか?

きっかけは重い荷物を持ったり
子供を抱っこしたり
腰に強い負担がかかった瞬間にギクッとなる
という話を聞いたり、
実際に経験された方もいらっしゃると思いますが

実はちょっと目の前のコップを取ろうとして とか
歯磨きで口をゆすぐときにちょっと前かがみになった時に など
意外にもそんなに腰に負担のかかるようなことをしたわけでもないのに
ギクッとなってしまったという方も多いんです。

そんなちょっとしたきっかけで腰を痛めてしまうには
脳の状態が大きく影響している場合があります。

ということで今日はぎっくり腰の原因にもなる
脳の問題を紹介します

ぎっくり腰の原因にもなる脳の問題

脳の問題!
と言われると脳梗塞や脳出血などもあり
ちょっと怖いかもしれませんが
ここで言う脳の問題は脳の機能低下

脳が疲労して
うまく働かなくなっているような状態のことです

これは実はよくある事で
この脳の疲労(機能低下)はぎっくり腰だけでなく
からだのいろいろな不調にも関係しています

脳からの指令があってはじめて思い通りに
体を動かすことができることを考えれば
それほど驚くことではないと思いますが

意識的に体を動かす以外にも
脳からは全身に膨大な指令がでて
体がコントロールされています。

たとえば目の前にあるコップを
取ろうとうとしたときの事を考えてみると

意識としては手を前に出して
コップをつかむのですが

このとき脳からは手を前に出す一瞬前に
背中や腰、足の筋肉をちょうど良く緊張させる指令が出て
手を前に出しても体が前に倒れてしまわないように
調整しています

この調整がないと・・・
たとえばマネキンなんかだと
普通に立っている状態から手を前に出すと
簡単に倒れてしまいますよね

他にもありとあらゆる動作の中で
意識的に体を動かしているよりも
はるかにたくさんの指令が
無意識のうちに脳から全身に送られて
うまく動けるように調整されています

脳の疲労があると起きること

その重要な無意識の指令が
脳が疲労する事でおかしくなってしまったら…

たとえば階段を歩いているとき
もう段が終わったと思って踏み出したら
もう一段 段差があったとき…
予想外の大きな衝撃を感じた経験はないでしょうか?

階段に限らず普段のなにげない動作でもあらかじめ予測をして
ちょうどよく姿勢や力加減を調整して動いているんです。

ということは、
ほんの一瞬、脳からの指令のタイミングがずれたり
必要な力が出せなかったりすると

それほど負担のかかるような動作でなくても
ギクッとなってしまう事があるんですね オオーw(*゚o゚*)w

仕事のストレスや睡眠不足
そんな積み重ねで疲労している脳に
さらに大きな気温差などのストレスが加わる事で
脳がうまく働けなくなって
ぎっくり腰になってしまう事もあるんですね

そうなってしまわないためにも脳には元気でいてほしいのですが

脳を健康に保つには

脳を健康に保つには

適度な刺激
酸素
栄養
が必要です!

脳への適度な刺激

脳の機能は使うと鍛えられて高まり
使わないと衰えてしまうということは
よくいわれることで、実感としてもあると思いますが
脳の機能を使うといわれると記憶や思考など
頭を使うというイメージがないでしょうか?

でも頭を使うだけではなく体から脳へも
膨大な数の刺激が常に入っているんです。

からだには筋肉や関節、皮膚などいたることろに無数のセンサーがついていて常にその情報を脳に送っています。

ですので例えば骨折などでギブスで固定をしてしまうと固定された関節や筋肉、皮膚からの脳への情報は極端に少なくなってしまいます。

そんな状態が続くと刺激の少ない部分の脳が疲労して脳の機能が落ちてしまい、体の不調につながることがあるんです。

これはギブスで固定されていなくても関節の動きが悪くなっていたり、筋肉がうまく使えなくなっていたり、ほかにもいろいろな原因で同じようなことが起こることがあるんです。

ですので脳への適切な刺激を保つには関節や筋肉など体がしっかり動けることも重要なんです。

と言う事でそんな事態にならないように普段から
睡眠
食事
運動
などのバランスをとって
脳を元気な状態にしておきましょう!

機能神経学(カイロプラクティック神経学)

こういった脳の疲労=機能低下を詳しく検査して改善していく方法は機能神経学という分野でアメリカのDr.キャリックがカイロプラクティック神経学として確立しました。

機能神経学では
目の動き
体のバランス
色々な筋肉の力の入り具合
左右の血圧 などなど
色々な検査で脳や神経機能の状態を確認し弱っているところに適切な刺激を入れていくことで神経のバランスを改善していきます。

必要なところに必要な刺激が入るとごく軽い刺激でも驚くような変化が起こることもあります。

骨格屋では
機能神経学に基づいたアプローチもしていますので
筋肉をほぐしてもすぐ戻ってしまう。
どこに行ってもなかなか改善しない
というお悩みの方は
骨格屋までご相談ください!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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本当に年のせいですか? まだ老化と言うには早すぎます!

皆さん、こんにちは骨格屋の増田です。

皆さん見てください。全長100メートルの鯉のぼりです。
夢がありますね。
これは埼玉県加須市で5月3日に行われている鯉のぼりのイベントです。

GW中ですのでよかったら行ってみてはいかがですか。
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/shougyou_kankou/sports/kankou/5644.html

さて皆さん「これを言われたらなえてしまう」悪魔の言葉はありますか

その言葉の一つに「老化ですから」とか「年ですから」があると思います。

私たちはこの言葉を言われると「反論するすべを無くしてしまいます。」

男はつらいよの寅さんではないですが、

「それを言ちゃーおしまいよ」言いたくもなります。

それでは老化とは何でしょうか?

なんとなく分かっているけど分からないものです。

ということで今回は老化について考えていきます。

老化と言いますがそのメカニズムは、

すべて解明されているわけではなく

色々な説があり定義もはっきりしていませんが

今回代表的な3つの説をご紹介いたします。

①(スティーグリッツ説)
人は妊娠をしたときから老化に向かっているという説。

②(アルバーティン説)
二つ目は、細胞は新陳代謝を繰り返し20歳頃成長が止まる。
20歳頃から老化が始まるという説。

③(ランシング、コードリー説)
最後三つ目は4,50代になり新陳代謝のバランスが崩れ
環境の変化に対応できなくなり老化が始まるという説。

老化というと何となく4,50代から始まり③の説が適当かと思いますが

様々な説があります。

しかし一般的に考えられているのは

人間は約60兆個の細胞から出来ており

この細胞やその仕組みが変化して退化していくことが

老化の原因というのが基本的な見方となっています。

それでは「年だから【ほぼ老化と同じ意味で使われる】覚えられない、忘れる」

というのは実際はどうでしょうか

老化によって①知能、②記憶、③言語はどう変化するのでしょう。

①知能
最も標準的なウェクスラー成人知能検査によるとなんと85歳に至るまで

一般的な知能にはほとんど変化がないそうです。

一方、柔軟性などを調べるウィスコンシン・カード・ソーティングテストでは

間違った答えを続ける保続反応が年齢とともに増加し

柔軟性や対処能力が低下するそうです。
(年をとると頭が硬くなり頑固になるは本当かも知れません)

②記憶
記憶テストでは5桁程度の数字を順番に復唱する記憶は

高齢者も成績は良かったですが逆順で復唱する記憶は成人に比べ低下します。

③言語
文章を読んだり意味を持つ言葉をつなげる構文能力は高齢者も良く

意味に関連した物事を思い出す喚語機能は80歳代から低下し

言語の流暢さも80歳代から低下する、とのこと。

確かに年をとる事で知能、記憶、言語等機能は落ちていますが

少なくても80歳くらいまでは(テストだけでは一概に言えませんが)

知能も記憶も、言語も成人とあまり差が無いということです。

なので「あれ?あれなんだっけ?
あのこうやって、こうなるやつ・あれ?年だからなぁ覚えられないんだよ」

というのはもしかすると自分達が勝手に思い込んでいるだけかもしれません。

ですので皆さんの周りで「年だから、覚えられない」といっている

80歳前の人を見かけたら

優しく「80歳以上じゃないと知能や記憶の低下は少ないみたいよ」

もしくは「それは、ただの言い訳ですよ」と

優しく言ってみてください。優しく。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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発達障害13「発達障害のまとめ 種類と共通の脳機能障害」

皆さんこんにちは、山田です(⌒-⌒)

今回は発達障害のまとめになりますが、まとめていたら長くなってしまったので、次回で手技療法でどのようにアプローチしていくのかについて触れていきたいと思います。

発達障害の特徴

発達障害には次の共通する特徴があります。
中枢神経系(脳)の機能障害である。
・原因は様々だが、乳幼児期に行動特性(いわゆる症状)が現れる(発見される)。
・行動特性は一般的な病気の症状のように進行していくものではなく、本人の発達や周りからの働きかけによって変化する。

発達障害の種類

・「自閉症」

自閉症の原因はまだはっきりと解明されてはいませんが、脳の器質的な障害(脳そのものに傷や病変がみられる障害)ではなくて、機能上の障害であることはわかっています。

・「アスペルガー症候群」

アスペルガー症候群のある子供は、言葉が達者で妙に話し好きだったりするため、コミュニケーション上の問題はないと誤解され易いのですが、実際には社会性の困難を伴います。
話しはするけれども、場面や相手の気持ちを考慮することなく、自分の関心事のみを一方的に話したり、悪気なく相手が不快になる言葉をそれと気づかずに口に出してしまうのです。
つまり人との対話、会話が成り立たないことが多く、言葉をコミュニケーションの手段としてうまく使うことができません。

・「ADHD(注意欠陥多動性障害)」

ADHDとはAttention-Deficit(注意欠陥)/Hyperactivity-Disorder(多動性障害)の略です。
注意力の不足、落ち着きのなさ、衝動的な言葉や行動(衝動性)をコントロールすることの難しさなどを特徴とする発達障害です。

・「学習障害(LD)」

LDとは、知的障害がないのに、ことばの読み書きや計算、図形理解などが極端に不得手な状態を指します。
LDはLearning Disabilitesの略称で、日本語では「学習障害」といいます。

発達障害にかかわる脳の部位

・前頭前野(人間らしさと運動を司る)

人の立場に立って考えたり、相手の気持ちを読んだり理解したりする機能を担っている部位です。
この機能は「心の理論」と呼ばれています。

また前頭前野では、「ワーキングメモリー(作業記憶)」の働きもになっているので、この機能がうまく働かないと物事を進める時に必要な適切な手順がわからなくなってしまいます。

・側頭葉

人の顔をみてだれかを認識したり、表情からどのような気持ちでいるかを想像したりする機能を担っている部位です。

・扁桃体

扁桃体は、外界からの感覚情報に対して有益・有害、快・不快などの判断を行い、喜怒哀楽などの感情的な反応を引き起こす部位です。

・前帯状回

多くの情報にさらされた状態で、自分に必要な情報だけに注意を向け、ほかの情報は取り込まないように遮断する機能(選択的注意という)を担っている部位です。

その他
左頭頂葉の角回や前頭葉のブローカ野、尾状核なども関わっています。

こうした脳の機能低下が発達障害に共通してみられるもので、各症候の行動特性と関連していると考えられています。

手技療法では、この機能的に働きが低下を起こしている部分にアプローチしていきますが、それは次回に持ち越しです(^_^;)

今回も最後までお読みいただきありがとうございました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

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