IQの高い人と普通の人の違い‐発達時の脳の変化のしかた

こんにちは
骨格屋の井口です。

前回の記事

あなたは脳の10%しか使っていない!?
にコメントで
「一般の人と、IQの高い人で
脳の違いというのはあるんですか」
というリクエストをいただきました!

という事で調べてみました

まずは脳の大きさとIQ(Intelligence Quotient / 知能指数)との関係です

脳の大きさについては
世界的な分布の傾向があるようで
割合わかりやすい分布をしています!

その分布では

寒い地域は脳が大きく
暑い地域は脳が小さい

という傾向があるようです

日本は世界の中で見ると
ちょうど中間位になります。

一方のIQの平均値では
気温の違いはあまりみられないようで
民族や文化の違いが大きいようです。

日本は中国や韓国、モンゴルなどとともに
IQの平均では高い水準にあります

という事ですが、
そもそも脳の大きさで頭のよさがわかっていれば
IQという基準そのものが必要ないわけでして・・・

では何が違うのか?というと

発達の段階での脳の変化のし方
に関係しているという研究発表がありました!

英科学雑誌「Nature」に掲載された
米国立精神保健研究所(NIMH)の研究によると

IQの高い人のグループと低い人のグループでは、
脳の大脳皮質という部分の
成長による変化のパターンに
違いがあったそうです。

この研究では
健康な4~29才の約300人を対象に
幼児期から青年期にかけて
脳スキャンで脳の大脳皮質という部分の厚さを分析しました。

同時にIQテストで
「とても高い」「高い」「平均」というグループに分けて
その違いをみてみると

どのグループでも年齢が上がると
大脳皮質の厚さは薄くなるのですが

「とても高い」群では
始め薄く11歳までは速いペースで厚くなり
青年期の早い段階で急に薄くなったようです。

これに対して「平均」群では
全体を通じて一定のスピードでゆっくり薄くなる
または7~8歳まで少し厚くなった後
一定スピードで薄くなっていく2パターンが、

そして「高い」郡ではその中間的パターンがみられたそうです。

この大脳皮質というところは
「長期記憶」にかかわっているといわれていて
IQの「とても高い」子供たちは
長期記憶などの能力が高まっていて
IQが高いと予想されるとの事でした。

このような脳の違いは残念ながら
70%~80%は遺伝によるといわれているので
いまさらどうしようもなさそうに感じますが

例えばフランスでの例では
IQの高い子供たちの半分は
学業的にうまくいっていないそうです。

そもそもIQの良さが本当に頭の良さにつながるのか?
という問題もあって

EQ(Emotional intelligence Quotient / 心の知能指数、感情的知性)
といわれる情動指数や
脳科学者・澤口俊之氏が提唱する
HQ(Humanity/Hyper Quotient / 人間性知能)
などいろんな考え方があるように
単純に計れないのが現状のようです

そしてIQに関係なく
素晴らしい能力を発揮している例はたくさんありますので
実際にはIQを気にしてもしょうがないかもしれませんね

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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予定調和とハプニング。お笑いも健康もバランスが大切です。

皆さん、こんにちは、骨格屋の増田です。

会話が面白い人、面白くない人。

同じような内容なのに、

すべらない話の松ちゃんが話すと面白いのに

次の日、私が話すと面白くない。

一体、この差は何なのでしょうか

今回は脳から考えていきたいと思います。 

一般的に脳は予測可能なものと、

意外性が混ざっている時

『楽しい』と感じます。

そしてこのバランスがとれた状態のことを

脳科学の専門用語で『偶有性』(ぐうゆうせい)と言います。

別の言い方をすると

『偶有性』とは半分は安全で予測できること、

半分は予測できないこと

この両方が混ざっている状態のことを言います。

会話の話に戻りますが気の合う仲間と

話をして気が付いたら

もうこんな時間…なんて経験はあると思います。

なぜこんなことが起こるのでしょうか

これも会話が偶有性に満ちているものだからです。

会話はリズムや雰囲気などで

ある程度予測出来ます。

なので相手が何を言うか

全く予測できない状態では

会話がうまく運びません。

しかしその一方、

会話の内容がすべて予測できるのも

これはこれで面白くありません。

なのですべらない話の松ちゃんの話が面白いというのは
(本人が意識しているしていないに関係なく)

話の内容が予測出来る部分と

出来ない部分のバランスが

いいからと言えそうです。

映画やドラマもその典型的な例で

「水戸黄門」も当てはまります。

ご老公が最後で「助さん、格さん」

と言って印籠を出させ

「これにて一件落着」と締める。

ここは変わらない所

そこまでにどういうストーリーを経て

「印籠まで」行くのか

これは予測不可能な所です。

つまり『偶有性』とは安定と不安定の相反する

バランスが混ざっている状態ということになります。

よくバランスが大事と言いますが

脳からみても大事な要素と言えそうです。

これは健康にも言えます。

交感神経優位の活動的な面と

副交感神経優位のリラックスモード

この相反するバランスが取れていること。

どちらが一方が極端に多くてもいけません

健康もバランスが大切ですね。

最後まで骨格屋のブログを読んでいただきありがとうございました。

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安易な解熱剤の服用は危険。発熱は生体防御の健全な働きです

どうもこんにちはもりぞうです

皆さんは風邪などひいて熱が出たときはどうしますか

基本的には病院での診察を受けて薬を服用して熱が下がるのを待つでしょうか。熱が出ると苦しいしとても動けないという方もいらっしゃると思いますが体の中ではどんなことが起きているのでしょうか

そして熱を薬で強制的に下げることは良いことなのでしょうか

体温は脳の視床下部というところでモニタリングされ一定に保たれています。細菌やウイルスなどが体内に入った時には血液の中の白血球からの連絡が入り体温の設定温度を上げるように命令が入ります

すると体温が低すぎると感じます。つまり気温が低くもないのに寒気を感じるのはこの視床下部の設定温度の上昇に伴って感じる感覚なんです

これにより体の体温が逃げないように皮膚の血管が収縮して表面の血流が減少することによって顔色が青ざめてきます

ぶるぶる震えるのは上昇したセットポイントに体温を上げるために筋肉のエネルギーを使って産熱している段階なんです

体温が上昇した設定温度に届くとこうした徴候は消えます

そして体が細菌やウイルスの危険から脱したと判断すると視床下部はいつもの設定温度に戻そうとするので自然に体温が平熱に下がります

その為に体温を下げるため血管を拡張して発汗が多くなり体内の熱が逃げていくんです

逆にいうと発汗しだしたら『熱を下げるよ』というサインなので良化している傾向とも言えます

身体の防御反応として発熱することによって病原体の増殖を抑えて、身体の代謝を上げて組織の修復がしやすくなり、免疫細胞であるリンパ球は増強します

つまり発熱は生体防御の1つです

解熱剤は病気を治す薬ではなく名前の通り熱を下げるための薬なので使うとかえって治りが遅くなることも考えられます

風邪などの時はむしろ熱を上げた方が早く治ると思って安静にして休養をとる方が先決だと思います

ただしあまり脳炎など高熱になると脳の組織が損傷することもあり、長くなると体力を奪われます。さらに小児には痙攣が起きることもあります

熱の高さ、持続、小児が解熱剤使用のポイントです。
体温が43℃以上になるとタンパク質の変性が起きてしまうため脳の損傷に注意が必要です

解熱剤は視床下部が働かない状況下では効きません。例えば熱中症の時に薬を服用したところで下がりませんので首や腋窩、鼠径部など血管が表層に近い部分を外部から冷却する必要があります。また涼しい場所に移動したり冷水などを飲む必要があります

特に最近暑くなってきたので熱中症には注意が必要ですね

ということで発熱は生体防御のシステムなので状況に応じて使い分ける必要がありそうです

本日も最後まで骨格屋のブログを読んで頂きありがとうございました
もりぞうでした(・◇・)ゞ。

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「普通の人は脳の10%しか使っていない」はウソ?本当?

こんにちは
骨格屋の井口です。

普通の人は脳の10%しか使えていない!
だから残りの90%のうち
もう少しだけでも使えるようになれば
誰でも天才になれる!

って言う話
おそらくあなたも一度は聞いたことが
あるんじゃないでしょうか?

かのアルバート・アインシュタインが天才だったのは
残りの90%の脳を使えていたからだ!

とか

この説を唱えたのはアインシュタインだ
と言う人もいるようですが
アインシュタインがそう発言した記録はないようで・・・

残念ながらこの話は真っ赤なうそのようです。

最近の研究ではさまざまな画像で
脳の活動状態が観察できるようになりました。
その結果脳内には
完全に活動していない部分は
存在しないことが
明らかになっています。

いろんな刺激に対して
常時10%よりも多くの部分が
活動しているようです。

さらに
脳の各部分には独自の働きがあり
それぞれ決まった仕事をしているため
脳のある部分にダメージを受けると
その脳がしている機能に障害が出てしまいます。

もし10%しかつかわれていないなら
多少脳にダメージを受けても
たいしたことにはならないはずですが

実際は脳のどこかにダメージを受けると
間違いなくたいした事になってしまいます。

つまりあなたの脳はすでに100%働いているんですね

と言うことで気持ち的には
この説を支持したいところですが
残念ながらほとんど根拠はないようです。

とはいえ脳の機能は
外からの刺激、栄養などの状態によって
大きく変わってくることも事実で

生活習慣などによって認知症や
その他の脳機能障害にかかるリスクは
大きく変わってきます!

そしてその大切な外からの刺激が
適切に脳に働く為には
体の筋肉や骨格のバランスが取れていること
がとても大切なんです。

と言うことで
是非あなたもカイロプラクティックケアで
脳を元気にしてみませんか!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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35億年の時間を越えて生まれくる生命の軌跡。母の日の感謝

皆さんこんにちは

骨格屋の「LET IT GO」増田です。

もうすぐ、母の日ですね。

プレゼントはお決まりですか。

今回は、「母の日」にちなんで?
(かどうかわかりませんが)

生命についてです。

遺伝子研究の第一人者の

筑波大学名誉教授の村上和雄先生は

子供や生命の考え方に対して次のように
語っています。(少し長いですが)

「私たちは『子供をつくる』と言います。

しかし、それは少し傲慢なことではないか、と思っています。

私たちの力だけではカビ一つ出来ないのです。

それなのに人間の力だけで赤ちゃんができるでしょうか。

私たちが行っていることはきっかけを与えて、

あとは栄養を与えているだけなのです。

受精卵から十月十日の間に3兆~4兆個の細胞の

見事な赤ちゃんとなるあの技は人間の思いや

努力だけで、できるものではありません。

十月十日の間に生き物の進化のドラマを

再現し赤ちゃんになっていくのです。

魚類みたいな段階と

爬虫類みたいな段階がありますが

とにかくほとんどの人は

進化のドラマの歴史を再現しながら

人間として生まれてくるのです。]

『引用終わり』

また村上和雄先生は、

地球生命でいうと

赤ちゃんというのは

生まれた時にはすでに35億歳とのこと。

35億年かけて地球が大自然が

丹精込めて作り上げた結晶が

赤ちゃんなのです。とも言っています。

生まれた時には35億歳。

地球の35億年分の英知を備えて生まれる。

こう考えると生命というのは思った以上に深く感じ

母の日もいつもとは違うように感じます。

母の日皆さんは何をプレゼントしますか?

最後まで骨格屋のブログを読んでいただきありがとうございました。
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