インフルエンザが流行する季節です‐予防のための基礎知識

すっかり冬らしい日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

こんにちは 骨格屋の井口です。

毎年この季節になると流行するもの・・・

ということで今日はインフルエンザの予防法ですv( ̄∇ ̄)v

とその前にインフルエンザについて

最近はいろんなメディアで盛んに言われてますのでかなり関心は高まっていますが、まだ「少し重い風邪」って思われている方も意外と多いみたいです・・・

特長は風邪では最初に出てくる咳や鼻水、のどの痛みがなく突然38~40度のねつがでる事です

さらに頭痛、関節や筋肉の痛み、全身の倦怠感、下痢等など症状が強く出やすくひどい場合は死に至る事もありますので何より予防が大切です!

ということでその予防法はφ(.. )

まずはなんといっても人の多いところ、インフルエンザの人がいそうなところにはなるべく立ち寄らないことΣ(・ω・ノ)ノ

といっても家の中に閉じこもっているわけにもいかないですが・・・

特に要注意なのは病院です!
インフルエンザかな?と思ったらすぐに病院に行くことが大切なのですが、病院にはインフルエンザの方がいる確率も高いのである程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクをしていきましょう!

病院に限らず人の多いところに行くときはマスクをすることで他の人からうつされるることも逆にうつすことも防げますのでこの時期のマスクは標準装備がいいかもしれません( ・Д・)

そして外から帰ったり、会社に着いたり、ことあるごとにうがい・手洗い・顔洗いをしましょう。

飛散したウィルスを吸い込むと約20分ほどで細胞内に取り込まれるといわれていますのでなるべくこまめにすることが大切です。

女性の方は顔洗いはなかなか難しいかと思いますが顔などにウィルスがくっついていることもありますので洗えるところは洗っておくにこしたことはありません(つд⊂)ゴシゴシ

子供の場合は特に手についたウィルスが口や目に運ばれることが多いですので注意が必要ですね(/TДT)/

うがい・手洗い・顔洗いをしっかりしたら今度は部屋の温度と湿度に気を配りましょう。

インフルエンザウィルスは乾燥と低温が大好きです。
だから冬に大流行するんですね!逆に夏場はほとんどインフルエンザの話は聞きません。

ある実験結果によると室温24℃、湿度60%の部屋では約2時間でインフルエンザウィルスは全て死んでしまうそうです。

特に湿度は高いほうが早く死滅するのですが70%以上になると今度はカビや結露が悪さをしやすくなりますので湿度は50~60%程度に保つようにしましょう。

そして最後はなんといっても免疫力を高めること!

全く同じ環境にいてもインフルエンザになる人とならない人がいるんですね(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

その差はずばり免疫力

必要なことは栄養のある食事と十分な睡眠です(^_^)ニコニコ

もちろんカイロプラクティックケアも大切ですよ

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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落ち込むから姿勢が悪くなる?その逆も然り、姿勢が変われば

こんにちは。もりぞうです。最近セミナーでお会いする先生や知り合いにブログの感想を頂きました

とてもありがたいことです
感想を下さったみなさまありがとうございます

が、しかし長すぎて最後まで読まなかったというご指摘を複数の方からいただきました

なかなか要領を得てわかりやすく書ければ良いのですがあれよあれよと長くなってしまうことが多いのは自覚ありでございます

たまに自分の復習の為に書いていることもあるので独りよがりな時もあるのです

頑張ります

またご意見いただければと思います

さて気を取り直して下にあるのはヒトが椅子にかけているところをあらわしたのですがみなさんはどんな座り方をしているでしょうか

この中でどの座り方が良いかというよりも姿勢が心理的に影響を及ぼす効果について書きたいと思います

姿勢と心理における最初の実験はJ・H・リスキンドとC・C・ゴタイという人が行いました

実際の実験はかなり複雑な手続きによって行われたようですが、実験の趣旨は上図のように椅子に座ってもらって

緊張の姿勢として直立での座り方と

リラックスの姿勢として背もたれに寄りかかる姿勢をとってもらうことでした

そしてテストをするのですがこのテストの良し悪しは『知能に関係しています。』と告げて、被験者に高い緊張をもたらした群と、知能とは全く関係のないものと告げて緊張をあまり与えない群とに分けました。

検査はストレスの程度を測る心理検査と生理的状態を評価する質問用紙に回答してもらうことでした。

その結果直立姿勢をとっていた群の被験者はリラックス群の被験者に比べて心理的ストレスの程度も生理的緊張の評価も高く回答されました。

特にこの差は高い緊張をもたらす説明を受けた場合に大きかったそうです

要するにこの結果は姿勢の違いが心理や生理に異なった影響をもたらすという結果を示すものでした

また、早稲田大学名誉教授の春木豊氏と同大学心理学教授の鈴木昌夫氏が行った実験では被験者に上図の1のような顔が上向き、正面、下向きでそれぞれについて背骨が直立と曲げたもの計6種類の姿勢をとってもらい、姿勢をとってる間に、それぞれどのような気分を感じるか17の形容詞(例えば、生き生きした‐生気がない。自信がある‐自信がない。明るい‐暗いなど)について被験者に評定してもらうものでした。

その結果はおおまかにいうと首を下向きにすると他の向きよりネガティブな気分になる結果が出ました。
また背筋を曲げるとネガティブな気分になることもわかりました。

最もネガティブな気分になるのは首をうなだれて背筋を曲げる姿勢です。この姿勢はうつむく姿勢でうつ状態と関係があると思われます。

何か落ち込んだことがあるとうつむき姿勢になることは誰もが経験していると思いますが逆にいうとうつむく姿勢をとるとうつの気分がかもし出されるとも言えそうです

ちなみにうつというとすぐ病気に繋げてしまいがちですがただ憂鬱な気分というだけで病気ではないので自分がそうでも誰かがうつむいていてもうつ病とは繋げないでくださいね。

他にも音楽をうつむいた状態で聞くと本来その曲がバラードや短調でなくてもネガティブな印象を持ちやすいそうです。

姿勢を気にされている方はたくさんいますが実は見た目だけでなく、気持ちの面にも影響があるということですね。

気持ちが姿勢をつくり、姿勢によって心理的影響を良くも悪くも与えるという相互作用があるということですね。

姿勢が変われば感じ方やみえるものが変わるかもしれません。

精神は僕らのカバーできる範疇ではないかもしれませんが何かが変わるきっかけをつくるお手伝いはできるのではないかと密かに思っています

今日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂き有難うございました
もりぞうでした(・◇・)ゞ。

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羽生選手の衝突事故‐脳震盪‐セカンド・インパクト・シンドロームの危険

こんにちは
骨格屋の井口です。

先日、映像を見て衝撃的だった
フィギアスケートの羽生選手の
激突について書いてみたいと思います。

私も後からニュースで知ったのですが
あの衝突の映像は衝撃的でした。

そしてその後、怪我をおしての出場
何度も転倒しながら最後まで滑りきった後の涙
2位という素晴らしい結果
羽生選手の最後まであきらめない姿勢に
多くの方が心をを動かされたんではないでしょうか

とはいっても良かっただけでは
済まされない問題もあって
一歩間違うと取り返しのつかないことになる
可能性もあっただけに
このことが他の競技などの
前例になるのが心配です。

スポーツを見ていると
今回のような感動的なシーンが
たくさんあり、繰り返し報道されるので
余計に目にする事が多くなりますが

そのかげて悲しい出来事も
確かにあるのです

その悲しい出来事の原因のひとつが
今回のような脳震盪です。

脳震盪は脳が急激に揺り動かされておきる症状で
軽度外傷性脳損傷といわれるもののひとつです。

格闘技やアメリカンフットボール、ラグビー、柔道
などのコンタクト系のスポーツに多いのですが
サッカーや体操、スキー、スノーボード
その他多くのスポーツでもその危険があり
交通事故なのでも起こります。

あるレポートによると
アメリカ国内では19歳未満の運動選手だけでも
毎年17万人以上が軽度外傷性脳損傷で
治療を受けているそうです。

実際に頭を強く打って意識が無くなったり
何らかの症状が続いたり、ひどくなる様なら
ほとんどの方が検査を受けると思いますが

脳震盪では比較的短時間で回復して
一見、普通に見えることや、
直接頭に衝撃が加わっていない事もあります

基本的には、周りから見て
・意識消失
・ぼんやりする
・不適切なプレーをする
・ふらつく
・反応が遅い
・感情の変化(興奮状態、怒りやすい、神経質、不安)
などのが感じられたり

本人から
・頭痛(プレーを続けることができない程度)
・嘔吐
・ふらつき
・霧の中にいる感じ
などの症状があれば脳震盪の疑いがあります。

そして、
セカンド・インパクト・シンドロームと言って、
そのような状態で
再度脳に衝撃が加わると
脳に重篤な障害が残ったり
死亡してしまうリスクが
とても高くなることが知られています。

ですので脳震盪を起こした選手は
3週間試合に出場できないなど
規定がしっかり作られている競技もあります。
※日本ラグビーフットボール協会の規定
ポケット SCAT2

でも実際こういった事を知っていたとしても
選手の「なんとしてでも出場したい」という強い思いがあると
選手の思いをよくわかっている指導者であればあるほど
棄権の判断をしづらくなってしまうのは避けられないように思います。
もちろんそれでも冷静な判断をしないといけないのですが
やはりドクターの診断や第三者が判断する環境があったほうがいいですよね。
これを機にスポーツ関係者の意識が高まる事を願います。

ちなみに重度の脳震盪やムチ打ち、交通事故の後などには
バランス機能に障害が出る事がありますが
通常のリハビリテーションで
なかなか改善しないケースも多いようです。

カイロプラクティックで
よい結果が出るケースはたくさんありますので
お困りの方は是非、
機能神経学を学んでいるカイロプラクターにご相談ください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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牛乳をたくさん飲むと本当に骨が強くなり健康になるのか?

こんにちは、山田です(* ̄∇ ̄*)

昨日は群馬でのセミナー参加の為お休みさせていただきました。

せっかく群馬に行くのだからと、是非行ってみたかった関東屈指のパワースポット、榛名神社にセミナー出席前に朝早くから寄ってきました

みそぎ橋(この橋には秘密が・・・)

本殿前

神様がいる・・・・はず(みる事ができませんので(汗))

みそぎやさんのおいしい手作りの梅干と有名な?梅饅頭

こまつやさんで昼食。

打ちたてのおそば美味しかったです(⌒-⌒)

以前某番組でみそぎ橋の上で願掛けをしながら梅饅頭を食べると願いが叶うというのを紹介していました。

そのせいなのか、元々有名なのかは知りませんが、結構みなさん買っていましたね~。
梅が丸ごと入っていて美味しかったですよ(⌒∇⌒)

では、本題
最近というか以前からというか、牛乳は良くないと聞いてきましたが、今朝ヤフーニュースで「牛乳の飲み過ぎは健康に悪い?」というスウェーデンでの研究についての記事をみつけました。

“牛乳をたくさん飲むと、骨が強くなり健康になる──そう医者たちは言うが、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)で29日に発表されたスウェーデン人を対象とした調査では、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの結果が示されたという。

スウェーデンのチームが実施した調査は、39~74歳の女性6万1000人を対象にした約20年にわたる観察記録と、45~79歳の男性4万5000人以上を対象にした11年間の観察記録に基づいたもの。参加者が提供したデータには、食事、ライフスタイル、体重、喫煙習慣、運動頻度、教育水準、結婚歴などが含まれる。この期間中、対象者のうち2万5500人が死亡、2万2000人が骨折を経験した。

チームの論文によると、牛乳の摂取量が多くなっても骨折の危険性は低下せず、むしろ「死亡率の増加と関連する可能性がある」ことが分かったという。女性の10年間の死亡率は1000人当たり126人だったが、牛乳を1日3杯以上飲む人では同180人だった。論文の共同執筆者、スウェーデン・ウプサラ大学(Uppsala University)のカール・ミケルソン(Karl Michaelsson)氏がAFPに語ったところによると、1日に飲む牛乳の量が1杯以下の人では、この割合は同110人だった。

女性が股関節部を骨折する割合は、牛乳摂取量が多い人で1000人中42人、平均で同35人、牛乳摂取量が少ない人で同31人だった。ミケルソン氏は「1日3杯以上の牛乳を飲む女性は、1日1杯未満の人と比べ、死亡率が90%高く、股関節部の骨折が60%多く、骨折全般では15%多かった」と述べている。

一方の男性では、死亡率の差は比較的小さかった。10年間の死亡率は、1日3杯のグループで1000人中207人、平均で同189人、摂取量が少ない人で同182人だった。骨折の割合では、牛乳の摂取量による違いはほとんどなかった。

また研究チームは、チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品の摂取量が、特に女性の間での死亡率と骨折頻度の低下と関連することも発見した。推測される理由の一つとして、チーズと違い、牛乳には糖類の一種「D-ガラクトース」が多く含まれていることが論文では指摘されている。D-ガラクトースは動物実験により、老化を促進し、寿命を縮める物質であることが分かっている。

研究チームは一方で、今回の研究で示された牛乳の摂取量と死亡率・骨折頻度との関連性については偶然の可能性も排除できず、推奨摂取量の見直しにつなげるためには、さらなる研究が必要だと注意を促している。”

日本人の大半は(90%くらいといわれています)乳糖不耐性といって、乳製品を分解する酵素を持っていないといわれていますので、日本人ならもしかしたらもっと死亡率や骨折率が上がる可能性もありうると思います。

しかし、ずっと乳製品を食べていても健康で長生きする方もいますし、ずっと身体の不調を訴えていた方が乳製品を摂取しなくなってから健康になったという方もいますので、結局のところは、自分に合うものなのか、もしくは自分に必要な食べ物なのかの判別が重要だという気が私はします。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます.。゚+.(・∀・)゚+.゚
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寝ているのに日中眠くならないですか?無呼吸症候群の危険性

こんにちは。奈良の新薬師寺になぜか行きたいもりぞうです。
そうだ京都にいこう。

今回は前回の睡眠障害のつづきです。

日本では、成人の約20%、5人に1人がその傾向にあるといわれるほど睡眠障害の中で最も多いのが不眠症と言われているそうです。

加齢とともに発症率が増加し40から50代くらいが最も高くなります。

中年の女性の2人に1人が不眠症と言われています。

ここで不眠症とは
通常の時間帯に寝ているにもかかわらず、入眠や睡眠の持続が困難となって満足感のある良質な睡眠がその結果、日中に身体的、精神的、社会的支障をもたらす疾患のことをいいます。

そのような睡眠障害の中でもっとも有名なのが睡眠呼吸障害です。

睡眠呼吸障害とは、睡眠中に何らかの異常な呼吸を示す病態の総称で1999年に米国の睡眠医学会(シカゴ基準)で
①閉塞性睡眠時無呼吸症候群
②中枢性睡眠時無呼吸症候群
③チェーンストークス呼吸症候群
④睡眠時低換気症候群
の4つのパターンに分類されました。

睡眠呼吸障害の大半が「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。

2003年2月JR岡山駅において山陽新幹線が所定の位置より100m手前で急停車するという事故が起きました。
その運転手は前日に十分な睡眠をとっていたに関わらず、26kmの距離を最高で270km約8分間にわたって居眠り運転をしていましたが、自動列車停止装置が働き大事故にはその時は至りませんでした。

車掌に起こされるまで運転席で熟睡していたそうです。

後で診察したところ運転手の身長は170cm、100kgの肥満体型でSASの重症患者であることがわかりました。

この事故をきっかけとしてSASはテレビ番組によく取り上げられ全国的に知られることになりました。

また男性サラリーマンの5人に1人が治療を要するSASであるという調査結果が、2009年10月京都大学の陳和夫教授(呼吸管理睡眠制御学)らにより発表されました。

また別の調べでは女性も2%いるとのことです。

このSASの中で最も多いのは閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と言われるものです。

睡眠に伴て、上気道(気道のうち、鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭まで)周囲の筋肉が緩んで舌が垂れ下がったり、肥満に伴う狭小化により上気道を塞いでしまって無呼吸になるというものです。

ここでいう無呼吸とは鼻・口の気流が1回に10秒以上止まることでそれが1時間に5回以上起こるとSASと診断されます。

1時間あたりの無呼吸回数に基づいた「無呼吸・低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index:AHI)」によって、重症度の目安が示されます。

このAHIが5~15が軽症、15~30が中等症、30以上が重傷です。

SASの二大症状はいびきと眠気ですがSASは高血圧の合併が非常に多く、また循環器疾患の背後にもSASが潜んでいるようです。

SASは頻繁による目が覚める、寝汗をかく、息苦しい、起床時に頭痛がある、夜間に頻尿になるといった症状が見られますが、最も典型的なのがいびきです。

大きないびきをかいていると思ったら急に止まり、しばらくしてから『ぐぅおーーー』と無呼吸発作をおこして目を覚ましていびきと呼吸が再開するパターンを繰り返します。

しかし、当の本人は気づかないので同室で寝ている家族がそれに気づいてSASではないかと言われて気づくケースがよくあります。

いびきは睡眠時に上気道が狭くなってより息を強く吸うと軟口蓋や舌根部が振動するために起こるものです。
これが重度になると無呼吸状態を繰り返すSASになるという感じです。

お酒を飲んだ後やひどく疲れているときに「グーグー」「スースー」といった程度のいびきではそれほど気にする必要はありません。

しかし毎晩習慣性の大きないびきがあり、先ほどの無呼吸発作に近い状態、息を吐くときも吸うときも両方ともいびきを買い続ける方はSASである可能性があるので注意が必要です。

SASのも一つの典型的な症状は日中の過度な眠気です。
呼吸が停止すると息苦しくなって酸欠状態となり一晩に何度も睡眠が中断されますが本人は意外と自覚がありません。

それは無呼吸後に脳波上の覚醒反応が生じて呼吸が再開したらまたすぐ眠ってしまうからです。

しかし、SASになると一晩に数十回から何百回も無呼吸が起こり、その度に脳波上の覚醒反応を繰り返すので深い眠りやレム睡眠が妨害されて寝ても寝てもすっきりしません。

翌朝には頭痛をそして日中には耐えがたい眠気や倦怠感(慢性疲労)をきたすのが特徴です。

集中力が低下して仕事の能率も下がり、居眠り運転や機械の誤作動による重大事故(ヒューマンエラー)を招きかねません。

僕の知人も以前このSASでしたが本人は自覚がなく日中の強い眠気がある程度くらいにしか感じていませんでしたが、ある日かかり付けの内科医を受診した際にSASが疑われ紹介状を書いてもらい専門医を受診すると、

あともう少し遅かったら命に関わっていたといわれたそうです。
重度のSASだったんです。

呼吸が出来なければ血中の酸素濃度がさがり酸欠状態になるため酸欠状態の身体に血液をより多く送らなくてはならない為心臓に大きな負担をかけていたのです。

それから病院に入院して入眠時の心電図や脳波の状態の検査、家で通称シーパップと呼ばれる鼻マスク式持続圧呼吸装置を使った治療が行われました。

睡眠中に装着して鼻マスクから圧力を加えた空気を送り込んで狭くなっている上気道を強制的に広げて鼻からの呼吸を促進させていびきと無呼吸をなくすというものです。

朝まで装着する必要はなく5時間程度で十分だそうです。
1998年から装置の貸し出しに健康保険が適用になったそうです。月々5000円程度の負担で自宅で治療が行えるそうですので興味がある方は一度問い合わせてみても良いと思います。

心配な方は近くの内科や耳鼻科の受診もしくは睡眠呼吸障害の診療を得意とする専門医を受診されるといいと思います。

眠気は事故のもとです。2001年に道路交通法が改正されて「免許の拒否、保留、取り消しまたは停止の対象になる病気」として「重度の眠気の症状を呈する睡眠障害」が加わっていますので居眠り運転にはくれぐれも注意して下さい。

その知人は数日の検査入院とシーパップで1ヶ月もかからず日中の眠気も全くなくなったそうです。人にもよると思いますが一安心です。

それではまた。
今日も骨格屋のブログを最後まで読んで頂き有難うございました。

もりぞうでした。
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