食欲が止まらない!|睡眠不足が原因の脳内麻薬のせいかも

こんにちは 骨格屋の井口です。

すっかり春らしい陽気になり、春眠あかつきを覚えずという感じですが睡眠はしっかり取れていますか?

世の中には短眠でも大丈夫な方もいるようですが、睡眠時間は何かと健康には影響が大きいようで睡眠時間が短いとかぜをひきやすくなるという事も以前ブログに書きましたが、糖尿病や心血管障害、うつなどとも関係するといわれています。

そんな大事な睡眠ですが、睡眠不足になると脳内で麻薬と同じような作用を持つ物質が増えて、ついついジャンクフードを食べ過ぎてしまうというダイエットをしている方には恐ろしい研究結果が発表されました。

アメリカ シカゴ大学のErin Hanlon博士らの研究によると睡眠不足になると食べる事で得られる快楽を増強する化学物質が増えてしまう事がわかったそうです。

ちょっとややこしい表現になりましたが、この研究では、寝不足が2-AG(内因性カンナビノイド2−アラキドノイルグリセロール)と呼ばれる化学伝達物質の血中濃度を上昇させることが判明したそうです。

そしてこの2-AG(内因性カンナビノイド2−アラキドノイルグリセロール)は大麻の有効成分に似た物質で、その大麻は食欲増進作用を持つ事が知られています。

この2-AGの値は一日の中で増減があるのですがしっかり睡眠がとれている場合は午前中高く、午後になると低くなってきます。

でも睡眠をしっかり取れていない場合、夜になるまでこの値がとても高いままでなかなか低くなってこないそうです。

この博士の行った実験では、14人の健康な大人を2つのグループに分け、一方には7.5時間の睡眠を、もう一方のグループには4時間の睡眠を4日続けて取ってもらいました。

その結果は睡眠不足のグループでは2-AGの値が7.5時間のグループに比べて30%高くなっていてしかも夜の9時まで高いままだった事もわかりました。

そしてその実験のあと被験者たちには1時間限定で大量のジャンクフードやスナックが食べ放題という特典がありました。

そのジャンクフード食べ放題は成人の1日の摂取カロリーの90%にあたる食事を食べた1時間後だったのですが睡眠不足のグループでは7.5時間睡眠のグループにくらべより多く、よりハイカロリーで高脂質の食べ物を食べていて平均で400kcal多く、脂質は2倍食べていた事がわかりました。

睡眠不足になると空腹ホルモンといわれるグレリンや満腹ホルモンのレプチンというホルモンの影響で食べ過ぎてしまう事がいわれていましたが博士らはこれらの2つのホルモンと2-AGが複合的にに影響していると考えています。

健康のためにも、ジャンクフードを食べたくなるというストレスを抱えない為にも毎日しっかり睡眠をとることが大切ですね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考サイト:https://www.uchicagomedicine.org/forefront/news/sleep-loss-boosts-hunger-and-unhealthy-food-choices

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