昨晩食べたコラーゲンで翌朝素肌にハリと潤いでぷるぷる!?

こんにちは、山田です(*^^)v

よく「昨日コラーゲンを食べたから朝お肌がプルプル~♪」とか「コラーゲンを食べたからといっても体内で分解されてどこに使われるかわからないから意味ないよ」という声を聞きますがはたして真偽はいかに!?

たしかに実際は摂取したところでコラーゲンはたんぱく質なので、体内でアミノ酸に分解されその一部が体内のいたる所にあるコラーゲン質(膠原線維)に再合成されるのはわかります。

一日でお肌プルプルになる(なっていると感じる)のはたんなる気のせいなのかプラシーボですかね?

コラーゲン加水分解物の摂取は、紫外線B波(UVB)照射によるダメージを受けた皮膚のバリア機能や弾力性(ハリ)に効果があることが、マウス試験の結果、示された。株式会社明治のChisato Oba氏ら同社研究チームが報告した。UVB照射は皮膚に深刻なダメージを引き起こす。コラーゲン加水分解物およびコラーゲンペプチドが皮膚機能に効果があることは、in vivoおよびin vitroの試験において示されていたが、UVBですでにダメージを受けた皮膚への効果についての検討は、ほとんど行われていなかった。Photodermatology, Photoimmunology & Photomedicine誌2013年8月号の掲載報告。

研究グループは、UVB照射を行い皮膚のバリア機能および弾力性が障害された無毛マウスに、コラーゲン加水分解物を与える実験研究を行った。

具体的には、マウスの背側皮膚にUVBを単回照射(20mJ/cm2)もしくは複数回照射(10~30mJ/cm2、週3回を6週間)し、コラーゲン加水分解物を経口にて投与した。両群マウスについて皮膚測定と組織検査を行い解析した。

主な結果は以下のとおり。

・対照マウスにおいて、単回UVB照射は、経表皮水分蒸散量と表皮過形成の増加、および皮膚角層水分量の減少などの皮膚バリア機能障害を引き起こした。

・コラーゲン加水分解物の投与は、有意に経表皮水分蒸散量と皮膚肥厚を減少し、皮膚角層水分量を増大した。

・UVB複数回照射は、対照マウスにおいては皮膚の弾力性と皮膚のヒアルロン酸を減少したが、一方でコラーゲン加水分解物を投与したマウスにおいては、経表皮水分蒸散量の増加および皮膚角層水分量の減少のいずれをも有意に抑制し、皮膚の弾力性と皮膚のヒアルロン酸量を改善した。
ケアネットより~(健康情報サイトですごく勉強になります!登録してみてください!)
と、一応マウスでの実験では、皮膚バリアの機能障害への改善が見られています。(ヒトでの文献が見つけられませんでした)

だからといってコラーゲンばかり摂取するのも栄養が偏りますので効率よくとるには、やはりバランスが大切だと思います。

コラーゲンには、体内で作れない必須アミノ酸のトリプトファンが含まれず、たんぱく質として再合成されません。肌のハリには有効ですが、美肌のためには青魚(良質な脂質も含まれます)などを主に食事でたんぱく質をとりましょう。
他に一緒にとると良いとされているのはビタミンC、※エラスチンです。

※エラスチン(英: Elastin)とはコラーゲンの線維を支える役割を持つ線維であり弾性線維とも呼ばれる。ヒトのエラスチン含有量は、項靱帯で約78~80%、動脈で約50%、肺で約20%、真皮で約2~5%を占める。(ウィキペディアより)

エラスチンは単独で摂取するのは難しいためサプリメントで補うとよいでしょう。

そして一緒に食べないほうが良いのは、糖質、質の悪い脂質です。
糖質は、高血糖状態のときにコラーゲンが糖化してしまい、そこに結合するはずの線維芽細胞が結合できなくなるので、逆に張力が保てず肌のハリがなくなってしまいます。

脂質の方は、揚げ物などの高脂肪食をとり過ぎると、善玉ホルモンの※アディポネクチンが減少して、コラーゲンやヒアルロン酸の合成を低下させてしまいます。

※アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される分泌蛋白である。血中濃度は一般的なホルモンに比べて桁違いに多く、μg/mlオーダーに達する。作用としては、インスリン受容体を介さない糖取り込み促進作用、脂肪酸の燃焼、細胞内の脂肪酸を減少してインスリン受容体の感受性を上げる作用[1]、肝臓のAMPキナーゼを活性化させることによるインスリン感受性の亢進、動脈硬化抑制、抗炎症、心筋肥大抑制など、多彩である。

お肌のハリや潤いのほかにも、骨を丈夫にしたり、傷が早く治ったり、つめや髪の毛にもよいとの報告もあります。
目安は2ヶ月くらいとり続けると効果が現れてくるとのこと。

やはり体内に入ったコラーゲンは、すぐに効果が現れるわけではないのですね。
分解吸収されて、再構築されてから、体の隅々まで届くので、バランスの良い食事にコラーゲンサプリメントをプラスしたり、食事に1品コラーゲンの多い食材を加えると継続して摂取できると思います。

これからの季節は乾燥の季節。カサカサになる前に食事を見直してみましょう.。゚+.(・∀・)゚+.゚

今日も最後までお読みいただきありがとうございました(⌒-⌒)
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