発達障害とはどのような障害か?その種類と共通する特徴

こんにちは、山田です(*^_^*)

みなさんは「発達障害」という言葉を聞いたことがありますか?
日本には現在発達障害が疑われる子が約68万人いるといわれています。
これは1クラスに2~3人はいる計算になります。
意外と多く感じませんか?ですので、言葉自体は聞いたことがあるかもしれません。
しかし、障害の特性や本人の気持ち、親の困惑、適切な対応の仕方については正しく理解されていないのではないかと思います。

まずは、発達障害とはどんな障害なのかを紹介し、最終的にはカイロプラクティックで何ができるかを考えていきたいと思います。

☆発達障害とはどのような障害か?☆

発達障害とは、子供が発達成長していく過程で発見される行動や認知の障害の総称で、「自閉症」、「アスペルガー症候群」、「ADHD(注意欠陥多動性障害)」、「学習障害(LD)」などの種類があります。
種類に分けられていますが、これらの障害は共通した特性やお互いに合併して起こることもあります。
また「自閉症」以外は知的な遅れを伴わないことが特徴ですが、「自閉症」にも知的障害を伴わない「高機能自閉症」というものもあります。

発達障害に共通する特徴

・中枢神経系(脳)の機能障害である。
・原因は様々だが、乳幼児期に行動特性(いわゆる症状)が現れる(発見される)。
・行動特性は一般的な病気の症状のように進行していくものではなく、本人の発達や周りからの働きかけによって変化する。

発達障害にかかわる脳の部位

発達障害がある場合の脳では次の部位の機能低下がみられます。
・前頭前野(人間らしさと運動を司る)
人の立場に立って考えたり、相手の気持ちを読んだり理解したりする機能を担っている部位です。
この機能は「心の理論」と呼ばれています。

また前頭前野では、「ワーキングメモリー(作業記憶)」の働きもになっているので、この機能がうまく働かないと物事を進める時に必要な適切な手順がわからなくなってしまいます。

側頭葉
人の顔をみてだれかを認識したり、表情からどのような気持ちでいるかを想像したりする機能を担っている部位です。

扁桃体
扁桃体は、外界からの感覚情報に対して有益・有害、快・不快などの判断を行い、喜怒哀楽などの感情的な反応を引き起こす部位です。

前帯状回
多くの情報にさらされた状態で、自分に必要な情報だけに注意を向け、ほかの情報は取り込まないように遮断する機能(選択的注意という)を担っている部位です。

こうした脳の機能低下が発達障害に共通してみられるもので、各症候の行動特性と関連していると考えられています。

自閉症とは?

自閉症の原因はまだはっきりと解明されてはいませんが、脳の器質的な障害(脳そのものに傷や病変がみられる障害)ではなくて、機能上の障害であることはわかっています。
特徴としては、
・言葉の遅れ
・こだわりが強い
・他者と目を合わせない。
・感覚過敏。
・指さしをしない。
・繰り返し同じ行動をする(常同行動)
・細かいところにこだわる。
・回転するものや流れる水をいつまでも見続ける。
・読んでも振り向かない。
・迷子になりやすい。
・パニックになりやすい。
・他人と上手くコミュニケーションがとれない
・4:1の割合で男子に多い。
・3才頃までに行動特性が目立ち始める。
・全体の約8割が知的障害を伴う。

などがあります。

発達障害は見た目も普通の子と変わらず、知的な遅れもないことが多いため「障害」であることが理解されにくいことと、「普通」か「個性の強い子」なのか「障害」なのかの線引きも難しいため、安易に「病気だとか、障害者だ」などと決めつけることは避けてください。

次回は「アスペルガー症候群」についてです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(●^o^●)

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