『笑う門には福来る』は本当だった?笑いで健康もやってくる

皆さんこんにちは、骨格屋の増田です。

「落語で笑えばリウマチが治ります。」と言えば、

えっ?冗談は顔だけにしてよ、と

皆さんに言われそうですが、実は1996年

アメリカのリウマチ専門誌「ジャーナル・オブ・リウマトロジー」に

掲載された医学論文なんです。

1999年2月、NHKの「クローズアップ現代」の

笑いの効用という特集でも取り上げられた、日本医大リウマチ科の

吉野槇一教授らの報告を紹介します。

吉野槇一教授は日曜夕方のの「笑点」おなじみの

林家喜久蔵師匠(現在、木久扇師匠)

を招きいつも鎮痛剤を飲んでいる重症リウマチ患者さん26人に

落語を1時間聞いてもらいました。

その前後で採血し、痛みの変化や炎症を悪化させる物質

インターロイキン6(IL-6)やストレスホルモンのコルチゾールの変化を調べてみました。

(比較対照として健康な女性31人にも参加してもらったとのこと。)

するとわずか1時間笑っただけで全員が痛みが楽になり、ある人は

その後3週間も鎮痛剤なしというほど効果があったとのこと。

そしてIL-6の減少は26人中22人に見られコルチゾールは26人中20人が低下していたとのこと。

(もちろん健康な人には変化が見られませんでした。)

「こんなにすごい効果と副作用のない治療法はどんな新薬にもない、

国内の学会だけではもったいない、アメリカの雑誌に出そう」と

いうことで掲載されたのが冒頭の論文ということです。

また1996年厚生省、日本医師会、日本リウマチ学会の後援で東京の三越劇場で800人の

リウマチ患者さんを笑わせこちらも同じ結果が出たとのことです。

これから近い将来、医学試験に「お笑い」という科目が追加されるかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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