こんにちは、骨格屋の増田です。
このシンポジウムに参加のため9月17日~19日東口、西口共にお休みいたしますがしっかり勉強して皆さんに還元いたしますのでどうかよろしくお願いします。
(今回のテーマは「こころとからだ」でメインゲストに沢山の本を出版されている有名な思想家であり武道家の内田樹先生、その他のスピーカーとして臨床心理博士で自分でストレスや感情の問題による体調不良を解消させることができるTFT療法の協会理事長の森川綾女先生、カイロプラクティックから日本カイロプラクターズ協会会長の中塚祐文先生を招いての開催予定です。)
今回は更年期障害の代表的な症状を見て行きましょう。
ホットフラッシュ
更年期障害で起こるホットフラッシュとはどんなものでしょうか?
まず、ほんの少しの緊張や不安を感じた途端に体がポっと熱くなり、そして「あっ」と、意識した瞬間に体中がボっと熱くなります。
顔を中心に上半身に集中して発汗が始まりますが、そのうち体全体に汗をかいてきます。汗を気にすれば気にするほど汗は止まらなくなってしまいます。
これは前回もお伝えしましたがホルモンバランスの乱れによって、脳の視床下部がコントロールしている自律神経がうまく機能しなくなるために、起こってくる症状です。
ホットフラッシュの対策にはまず医学による治療。分泌量が減ったホルモンを補うためのホルモン療法があります。これはホットフラッシュの対策として広く用いられているもので、高い効果が期待できるとのことですが。ただし副作用のリスクもあるため、導入には慎重な判断が求められます。
日常生活で行うことができるホットフラッシュの対策としては、まず食事です。
更年期の場合はエストロゲンの不足を補ってくれるような食材を摂ることでホットフラッシュの対策を行うことができるとのこと。
たとえば大豆イソフラボン。これはエストロゲンと似たような作用が持つことが知られています。それからビタミンE。これはホルモン分泌を調整する作用があります。
更年期の場合は症状を和らげることが期待できますし、ストレスや健康状態の悪化によってホットフラッシュになっている場合にはより高い効果が見込めます。もうひとつ、無理なダイエットも厳禁、若い世代で更年期の症状が現われるケース(若年性更年期障害)が増えていますが、その背景には無理なダイエットによる栄養不足があるといわれています。
またホットフラッシュとは逆の症状で、冷え性になってしまう方もいます。これも自律神経のアンバランスで起こる症状で更年期にはよく見られます。
自律神経はコントロールできる?
自律神経は自動的にコントロールされているのですが、その中で唯一コントロールできるものが、呼吸です。通常、呼吸は無意識に行っているのですが、その速さや回数を自分で意識的にコントロールすることもできます。意識せずに行っている呼吸を、意識的にコントロールすることによって、無意識に自動的に作動している自律神経に、直接働きかけてバランスを調整していくことができるということが、次第に解明されつつあります。
私たちは疲れてくると呼吸が段々浅くなり、心が動揺している時や腹の立っているときは、呼吸は荒々しくなります。自律神経が乱れ、アンバランスになっているときは、たいてい肩で浅い呼吸をしています。反対に心のおだやかなときには、静かな深い呼吸をします。
人間の呼吸数は安静時には1分間に17~18回位が平均値だといわれますが、座禅などで精神を安定させているときには、1分間に4~5回だそうです。
浅くて力のない呼吸をしていると、吸い込んだ空気が肺の中まで達しないままで吐き出され、炭酸ガスを含んだ、汚れた空気はそのまま肺に残っているので、血液の循環も思考力も低下してしまいます。
まず、吐くこと、長く十分に吐ききること。吐くときに、心の中のもやもや、イライラも吐き出すようなつもりで行うと、それは、一種の効果的なイメージ療法にもなっています。吐くと同時に、マイナスの感情も全部吐き出すつもりで行うと、ますます効果的です。
そこでアリゾナ州立大学、アンドルー・ワイル博士がすすめている呼吸法を皆さんにご紹介したいと思います。
①まず、おなかに重心を落とし、口から音を立てながら息を十分に吐ききります。
②次に、鼻からゆっくり数を1,2,3,4と数えながら吸います。
(十分に吐けたなら、自然に空気が入ってきて吸えますから、気張って吸い込もうとしなくとも大丈夫です。)
③吸ったところで、息を止めます。そして1,2,3,4,5,6,7と数えます。これで肺のすみずみまで、酸素が行きわたることになります。
④7まで数えたら、こんどはゆっくり口から音を立てながら1,2、 3,4,5,6,7,8と数えながら息を吐いてゆきます。8という数には、それほどこだわらず、吸った時より、吐く息を十分長く、というのがコツです。
⑤②~④のプロセスを4~5回繰り返します。これが1ラウンド で、この呼吸法を1日最低4~5回繰り返します。
ただこれだけです。日常生活の中で、この呼吸法を習慣にしていると、自律神経の働きをその場で調整する抜群の効果があるそうです。
「冷え」があまりに強い場合は、更年期の症状だけではない場合もあります。「ホットフラッシュ」でも「冷え」でも辛い時は婦人科を受診することをおススメいたします。
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