あなたは本当に悪いんですか? 塩について考える

みなさんこんにちは 骨格屋の増田です。悪いイメージがつくと本当は悪くなくても、そのイメージをくつがえすのが大変なことはよくあります。塩もその一つです。

「塩は体に悪い。」というのが主流になっているようです。スーパーに行くと梅干にも「減塩」味噌にも「減塩」なんでもかんでも塩分の取りすぎは病気の原因となる・・・・と「塩」は悪者扱いですがはたして本当にそうでしょうか?
今回から2回にわたり「塩について」考えてみたいと思います。

今回は塩が悪者になった原因をお伝えします。

私たちは生まれる前、母親のお腹の中の羊水に浸かって10ヶ月を過ごしますが、この羊水と海水の塩分のバランスは非常に近いそうです。胎児から塩に慣れているにも関わらず大人になると塩が体に悪いなんて少し不自然な気もします。

また海水には皮膚の免疫機能を改善する効果があるとしてアトピー性皮膚炎の治療に海水浴療法を導入している国立病院もあるとのことですから皮膚に良いものが体内では悪者というものこれまた無理があると思います。

ではなぜ「塩が体に悪いもの」という事が起こったのでしょうか?
ここからは古浦誠子さんの「しおのはなし~なずなの塩を訪ねて~」の文章を抜粋します。

減塩ブームを作ったきっかけは「塩は血圧を上げる」という説が出回った頃からだと思いますが、それに対する反論はあまり紹介されませんでした。

戦後アメリカのダール博士が日本の都道府県別食塩摂取量と高血圧の発生率を調べた結果、「高血圧は塩分の取りすぎが原因」と発表されたとの事ですが、後にもっと詳しく部落別に調べたところ、塩分摂取量が多くても高血圧にならない部落が多く存在しているし、塩分摂取量が少ない部落でも高血圧が多い部落も存在しており、食物との関係を再度調べなおした結果、高血圧の犯人は「精製した白米食」であったというものです。

また1953年アメリカのメーネリー博士が実験用のネズミ10匹に通常の20倍の食塩を加えたものを食べさせ、飲み水として1%の食塩水を与えた結果、6ヵ月後に10匹の内4匹が高血圧になった為
「塩をとると血圧が上がる」ということになったそうです。

それに対する反論として「通常の20倍の塩を人間に当てはめると、1日10グラムが通常として200グラムとなり、1日200グラムの塩分は6ヶ月どころか1日でも取れるものではないし、もし取れたとしても2日も取れば3日目には、生理的に人体はこれを受け入れることが出来ず吐いてしまう。

こんな人間に適用できない実験結果に意味を与えることは出来ないし、それでも血圧の上がらなかった6匹に対する説明が無いのもおかしいとしています。 ~抜粋ここまで

この文章を読むと「塩」イコール「高血圧の犯人」とは考えにくいと思います。

またニンジンリンゴジュースで同じみの医学博士の石原結實先生は一般的に流布している「塩は体に有害」という考え方は「食塩」と「自然塩」を混同してしまった結果と指摘しています。

天然のミネラル豊富の自然塩ではなくナトリウムを塩素の合成品である「食塩」が有害とのことです。こうした食塩を摂りすぎるとナトリウムの吸水作用によって体内の水分量が増え、過剰な水分によって体が冷やされてしまうとのことだそうです。

今回は、塩が悪者になった原因となった背景をお伝えいたしました。
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あなたのトレーニング効果を倍増!!栄養摂取のアドバイス

こんにちは。東口もりりんです

最近日中が暑過ぎるためでしょう
夜の公園などでジョギングや運動をされているのをよく見かけます

皆さん夜食を食べる前、それとも後に運動されているのでしょうか

今日はトレーニングと食事の時間帯について考えてみたいと思います

仕事が終わり、帰宅。家に帰ってゆっくりしてたらめんどくさくなるから空腹だけど。。。。。。( -д-)ノ
これは、ちょっと心配ですね(’A`|||)

運動する際にはエネルギーを消費するので、空腹ではパフォーマンスが十分に発揮できないし、怪我などに繋がりやすいので空腹状態でのトレーニングは避けるべきだと思います

仕事終わり。今日は走るぞ!!でも、お腹すいてるからまずは、腹ごしらえを。。
『かつ丼大盛りにうどんセット』。。。。。。(T_T)
この方も心配です。

胃酸の分泌は運動によって抑制されるとうこと。
心肺機能に負荷が比較的大きくかかるような高強度の運動中には身体を動かすため筋肉や体表に近いところの血流量がましますが、吸収に関わる内臓血流量が確保できないこと

さらに、ハードなトレーニングでは、胃もたれ、吐き気、腹痛などの消化吸収障害をもたらすことがあり、注意が必要です

てすので、トレーニングの直前や直後には間食として牛乳、ヨーグルトなどの乳製品や炭水化物の含まれる飲み物、バナナなど消化に良い食品を摂取してください

あとは、タイミングです
トレーニングで分解された筋肉タンパク質や筋グリコーゲンはトレーニング後、夜間にその合成が高まることが証明されています

さらに、トレーニング直後と2時間後に摂取した場合比較してみると、2時間後に摂取した場合よりも直後に摂取した方が、より高い筋グリコーゲンの合成量が得られるそうです

ちなみに筋グリコーゲンは筋肉の栄養源です。筋グリコーゲンを蓄えておくと、運動をする時にフルパワーで動けるというわけです。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

ですから、筋肉増強や筋グリコーゲン補充には速やかに、タンパク質、炭水化物を摂取することが望ましいんですね。その際は、上記のような消化に良いものを摂取してくださいね

一方、健康増進や体脂肪減少を目的にした運動では、体脂肪を沈着させないような食べ方が必要ですね

例えば、シンプルなんですが間食は最低限にして、夜間多食をしないことが大切です。

スポーツ選手も同様ですが、夕食では身体作りのため、タンパク質を中心に炭水化物や脂肪は少なめにして、エネルギー源になる炭水化物や脂肪は主に朝食、昼食、トレーニング前後の間食で十分に摂取すると効果的です

仕事の後にトレーニングやエクササイズをしている方などは是非参考にしてみてください

今日も骨格屋ブログを読んでいただきありがとうございました。もりりんでした(・◇・)ゞ。
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日本独自の伝統生薬療法「漢方」様々な代替療法の起源を探る

みなさん、こんにちは
西口店の中北です

当院で行っているカイロプラクティックは、背骨の障害を取り除く専門職ですが、世の中には他にも様々な療法が存在します

でも、名前を聞いてもよくわからないものや、何に効果があるのかわからないものも多いと思います?q|゚Д゚|p

そこで、これから数回にわけて、いくつかの療法の紹介をしていこうと思います

第1回の今回は「漢方医学」をご紹介します

「漢方」というと、中国をイメージする方が多いのではないでしょうか?

しかし、実は一般的に言われる「漢方」とは、「日本漢方」という日本独自の伝統生薬療法を指します

この「漢方」という名前は、江戸時代に西洋医学を「蘭方」と呼んだのに対して、伝統療法を「漢方」と呼んだのが始まりだと言われています

そもそも、6世紀ごろに中国から伝わってきた伝統医学が元になっていますが、江戸時代の鎖国の影響により、日本独自の発展を遂げてきたものが「日本漢方」です

この「日本漢方」に対して、中国の伝統医学を「中国漢方」と表現している場合もありますが、中国では伝統医学は「中医学」と呼ばれ、こちらの方が一般的な呼び方です

ですので、

「日本漢方」=「漢方」

「中国漢方」=「中医学」

となります

漢方は、日本の医学部では必修科目として教育に組み込まれていて、健康保険も適応となっているので、国内では正式な医療となっています

そのため、医師が西洋医学の定める病態に対して漢方薬の処方を行いますが、本来は漢方独自の診断を行います

検査は「四診」と呼ばれる方法で行います

望診:顔色や皮膚、舌の状態を見ます

聞診:声の大きさや匂いを確認します

問診:現病歴やその人の体質などを聞きます

切診:脈や腹部などを手で触って確認します

これら四診より、その人の体質や状態を判断していきます

そしてその結果を「」と言い、その人がどのような「証」であるかによって、漢方薬が決定されます

漢方薬は、原則として2種類以上の生薬を決められた分量で調合して作られます

それに対し、アロエやショウブなど昔から経験的に利用されてきた薬草などは民間薬と言い、多くの場合単体で使います

効果としては、西洋薬が1つの症状や病気に対して特異的な効果を発揮するのに対し、漢方薬は数種類の生薬を調合しているため、様々な症状に同時に効果を発揮します

また、西洋薬は「ある症状や病気に対してはこの薬」というように常に同じ薬が処方されますが、漢方薬は同じ症状でも、その人の状態によって違う漢方薬が処方されたり、違う症状でも同じ漢方薬が処方されたりと、「証」によって処方が変わります

漢方薬が得意としている症状には、風邪の初期症状や、こむら返り、頭痛、花粉症などのアレルギー症状、冷えや虚弱などがあります

一方、漢方薬が不得意なものとしては、緊急性のある病態、治癒切除が可能なもの(手術の適応)、治療法が西洋医学で確立されていて安全なものなどが挙げられます

よく誤解されるのが、「漢方薬は副作用がない」ということです

漢方薬も薬なので、副作用が出ることもあります

副作用として、食欲減退・発熱・動悸・不眠などがありますが、西洋薬よりはひどくないことが多いそうです

心配な方は、日本医学会の分科会である、日本東洋医学会が漢方専門医の認定を行っているので、そちらの認定医に相談されるとよいと思います

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シリーズあなたはなぜ痩せないのか?第3回「自律神経による体重調節機能」

こんにちは、東口店の山田です

このシリーズ第1回の記事でモナリザ仮説というのを紹介しましたが、おさらいしてみましょう。
今回森谷敏夫氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)のレポートからモナリザ仮説のところを抜粋させていただきました。

モナリザ仮説のおさらい

私たちの体重は通常自律神経系によってコントロールされ、モナリザ仮説では、肥満の原因は自律神経系の活動の低下によるものであるといっています。
人間は1年に700~800kgの食物を摂るが、通常、体重はあまり変化しない。これは自律神経の働きによるものである。

レプチンとは?

レプチン (leptin) は脂肪組織によって作り出され、エネルギーの取り込みと消費の制御に重要な役割を果たすホルモンで、食欲と代謝の調節をしています。
太り気味、つまり脂肪細胞(白色脂肪細胞)が肥大すると、白色脂肪細胞は自らレプチンという物質をさかんに分泌し、視床下部にある満腹中枢に信号を送る。
するとこれまでより少ない食事量で満腹感が得られるようになる。

またレプチンによって肥満傾向を察知した満腹中枢では、同時に自律神経のひとつである交感神経を介して、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンを分泌し、白色脂肪細胞や褐色脂肪細胞に働きかけて、脂肪の分解、燃焼を促進させる。

褐色脂肪細胞とは

肩甲骨周辺やわきの下に局在している細胞で、ふつうの脂肪細胞(白色脂肪細胞)のように、それ自身に脂肪を蓄積する働きはない。
褐色脂肪細胞はいわばラジエーターで、白色脂肪細胞から切り出された脂肪を取り込み、これを使って熱を産生する細胞なのである。
その熱産生能力は通常の基礎代謝の1 0 0倍ともいわれており、寒い環境でも体温が保てたり、食後に体温が上がる(これを「食事誘導性熱産生」という)のは褐色脂肪細胞の働きによる。

肥満気味になるとこの褐色脂肪細胞の熱産生能力が亢進し、いわばエネルギーのむだ使いをすることで、だぶついた脂肪を消費する。肥満は生体にとって都合が悪い。そのため自律神経は肥満の傾向が表れたら、それを早い段階で解消しようと、このような働きをするのである。

自律神経機能は加齢に伴い低下傾向を示す

若いころと食べる量は同じなのに太る、といういわゆる中年太りはこうして起こる。また加齢以外にも運動不足、冷暖房完備の室内、咀嚼の少ない食生活など、現代社会は自律神経を衰えさせる要因に満ちており、自律神経機能の低下による肥満は、世代を問わず懸念されている。

実際に自律神経活動を測定してみたところ、小児であっても肥満児と非肥満児では、明らかな差が認められる。
さらに日本人の3人に1人は、脂肪細胞にあるアドレナリン受容体に遺伝子異常があり、自律神経による体重調節が正常に機能しないということが最近になってわかってきた。

つまり現代の日本人には環境的にも遺伝的にも、自律神経による体重調節機能がうまく働かず、太りやすい条件が揃っているのである。

段々と自律神経系とダイエット(なぜ痩せないのか?)の関係が理解出来てきたと思います。
では、どのようにして自律神経系の働きを正常にしていけばよいのか?
それが一番気になるところではないでしょうか?
次回お楽しみに

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体温の調整-かぜで熱が出るのは脳が設定温度を上げている!

こんにちは  骨格屋の井口です
暑い日が続き毎日汗だくになっている今日この頃です

先々週「汗をかくとかぜが治る!?」ということで汗について考えてみました。
汗をかくことで風邪が治るのではなく風邪が治って熱を下げる時に汗が出るということでしたね

体には、それ以外にも体温を下げる時には皮膚表面の血管が広がって血液の熱を放出しやすくしたり、逆に体温を上げたいときには皮膚表面の血管を縮めて熱が逃げにくくし、それでも足りなければ体をブルブル震わせて発熱するなど体温を調節する機能がいくつかあります。

この体温調整の汗、体温を下げる時に出て、体温が下がれば止まる。なんだかエアコンの冷風と似ていませんか?

ところで・・・
エアコンの場合はボタンをピピッと押せば好きな温度に設定されますが、人間の体の場合は体温の設定温度はどうやって決まるのでしょうか?

そのカギは脳、その中でも視床下部というところが握っています
風邪などでウィルスが増えるとそれを察知した免疫細胞から視床下部へ情報が伝わり、その結果体にとって一番有利な状態、つまり視床下部が体温の設定温度を上げた状態になります

これは太古の昔からウィルスと戦ってきた経験がなせる業で、視床下部はウィルスに対抗するためには体温をあげたほうがよいという事がわかっているんですね

この視床下部は脳の中でも古い脳といわれるところで、ホルモンの調整などで体のいろいろな機能を自動制御してくれています。

それと比べて新しい脳といわれる大脳などは人間特有の高度な思考や判断が出来る大事な脳ですが、風邪を引いた時などは、熱や咳、鼻水などの不快な症状をとにかくなくす事を優先してしまう事が多いようです

そう考えると意識はしなくても体にとってベストな状態を自動で作ってくれる視床下部に比べ、大脳は目先の利益を優先してしまうことも多いようですね

これは我々のおこなっているカイロプラクティックにも通じるところですが、カイロプラクティックでは脳へ情報を送る神経や、脳からの指令を伝える神経が正しくより正しく情報を伝えられるように背骨の問題を改善していきます。神経伝達が正常な状態であれば、脳は自動的に今あるベストな状態に体を調整してくれるはず!
という考えが根本にあります。

つまりつらい症状などに直接介入してその症状を変えていくのではなく、あくまで体の機能、神経伝達をよりよくすることで脳がベストな判断が出来る状態を作っていく。その結果としてつらい症状が改善することを考えています

もし大脳の判断で思うような改善が無い場合は是非一度カイロプラクティックケアをお試しください

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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