こんにちは
骨格屋では初めてご来院されたとき、過去の病歴や症状によって、整形外科での診察の有無や画像診断の結果などを伺う場合があります
その結果によって今抱えている症状や主訴との関連やどのような検査が必要か考えるのですが、画像診断と一口に言っても、レントゲン、CT検査、MRなど色々あります
レントゲンは撮った経験がある方は多いと思いますが、他の画像診断はピンとこない方の方が多いのではないでしょうか( ´,_ゝ`)
今回はその中からMRの検査方法や目的をご紹介したいと思います
最初にMR検査はMRI(磁気共鳴断層撮影)とMRA(磁気共鳴血管撮影)があります
MR検査の方法
まず、一番なじみのあるレントゲンは放射線(電磁波)を当てその透過性の違いで特に骨の評価に効果的です
MRIは体内の水分に磁気を当て、横、縦、斜めの断層画像を撮影します
この磁気波は水分を含まない骨部にはほとんど影響されないので、レントゲンでは骨に隠れて撮影できない臓器も撮影できますw(゚o゚)w オオー!
MRAは名前の通り、血管障害の診断にはもってこいです
検査の目的となる病気
・脳梗塞
・脳出血
・脳腫瘍
・くも膜下出血
・脳動脈瘤
・肺がん
・肝臓がん
・膵臓がん
・腎臓がん
など
また、ヘルニアの診断上重要な椎間板の評価や神経圧迫を唯一発見できます(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
検査前の注意点
強力な磁気波を当てるので金属類は検査室に持ち込めません
例えば、メガネ、時計、ファスナーや、金属のボタンが付いた物、クレジットカードなんかもそうですね
また、心臓ペースメーカーや義歯、人工関節や人工弁をつけている方も事前に申し出てください
食事制限に関しては体部検査の場合は当日の朝食は摂れませんので注意です
どんな検査台か?
全身入れるようなドラム式洗濯機のような検査台です。(自分の勝手な例えです。あしからず。。。)
磁気の発信が始まると耳もとで騒音がします。また筒状の中に入るので閉所が苦手な方には少々苦痛かもしれませんが、口もとにマイクがセットされているので気分が悪くなったら遠慮せず申し出ましょう。
検査時間は30~50分程です。
検査後の注意点
さて、検査終了後、もし造影剤を使った場合は少々安静を保ちますが、ほとんどの場合は安静の必要もなく、食事も自由に摂れるということです。やはり、身体への負担は少ないようです。
これだけ見るとMRIは万能でレントゲンなんか撮ってたまるかという方もいるかもしれませんが、もちろん長所もあれば短所もあります。
MR検査の短所。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
・レントゲンよりも時間がかかる。
・すぐに受けられないことも多く1ヶ月程待つ場合もある。
・病院や保険によるが料金が1万前後と比較すると高い。
・金属のインプラントがあると受けられない。
・タトゥーがあるとダメかも(青色には鉱物を含んでいるため。内容物によるみたいです。)
・骨折線の識別が不得意。むしろレントゲンの方が適している。
・機器による能力のバラつきがある。
というデメリットもあります
このように画像診断にも適材適所、一長一短があります
基本的には医師が判断してどの画像診断が適切か判断すると思いますが、受ける前の心の準備や予備知識の足しにしていただければ幸いです(*´ェ`*)
今日も骨格屋ブログを最後まで読んでいただきありがとうございました
もりりんでした(・◇・)ゞ
参考図書:病院で受ける検査と数値がわかる事典
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