ドーピングは食品だけじゃない??ドーピングのグレーゾーン

こんにちは。骨格屋東口店のもりりんです。

今年の夏韓国のテグで世界陸上が開催されます

あの世界新記録を出したウサイン・ボルト選手に注目が集まっています。昨日もテレビでボルト選手が取り上げられていましたがちゃっかり見てしまいました

本当にあのスピードは人間離れしていますよね。陸上競技だけでなく世界のトップアスリートはとても同じ人間とは思えないほどの能力を持っていますオオーw(*゚o゚*)w

しかしその裏で競技に大きな影を落とすのがドーピングの存在です

ドーピングとは1883年に競走馬に与えられたアヘンと麻薬の混合物のことを言います。それが、1900年以後には人にも利用されてきました

定義は『薬品を与えることで、その物質の性質、量などが競技力を高める作用をするもの』です。

もちろん、IOC(国際オリンピック委員会)などで禁止されています

競技能力を高める=薬物
というイメージですが、実は薬物だけではありませんΣ(‘◇’*)エェッ!?

エルゴジェニック エイドという言葉を聞いたことがありますか

エルゴジェニック→作業補助
エイド→援助、救い

分解するとこんな感じです

エルゴジェニック エイドとは
『競技能力を通常予想できるレベル以上に向上させる何らかの要素をいう』となっています

まさにドーピングという感じですが、エルゴジェニック エイドは薬物のみを言っているのではありません。例えば催眠療法や、精神的な方法や暗示、音楽なんかも含まれるんです。(The Oxford dictionary of Sports Science and Medicine,1994より)

ということはエルゴジェニック・エイドは広義ではドーピングには当たりません

最近では薬品とは区別のつきにくい食品やサプリメントが多く販売されています

身近な例としては、バルセロナオリンピック100m走の金メダリストのクリスティー(イギリス)や、大リーグのマクガイヤー選手などがクレアチン、カルチニンを服用しているそうですが(2009年時点)、生体への影響は未だに解明されていないそうです

クレアチンとは50mのような短い距離をダッシュするとき、バットを思いっきりスイングするとき、など瞬発力を必要とするような、短時間で強度の高い運動をするときに必要なエネルギーの主な原材料となるのがクレアチンなのです

これをもちろん体内でも生産されますがこれを外部から取り込むことによってより大きな力や持久力をつけることができるようです

意外だったのですが、このクレアチンに関してはIOCも食品として位置づけているようです(; ̄Д ̄)。

さらに意外なのがカフェインの扱いです。カフェインは紅茶やコーヒーにも含まれていますが、

世界ドーピング防止規程
2011年禁止表国際基準では、このように規定されています。

『*WADA 規程(4.5 条):WADA は、署名当事者及び各国政府との協議に基づき、禁止表に掲載され
てはいないが、スポーツにおける濫用のパターンを把握するために監視することを望む物質につ
いて監視プログラムを策定しなければならない』

とあります、クレアチンはでカフェインは監視しますよということなので基準がなかなかわからないものです

ですから、検査前にコーヒーを飲みすぎると検査に引っかかるということです。

JOC(日本オリンピック委員会)ではこのように掲載されていました。

カフェインは禁止物質からはずれ監視プログラムに移行されました。ただし、監視対象としてモニターされ、その結果によって再び禁止される可能性もありますので、注意が必要です。と

カフェインは以前禁止物質だったということですね。
もちろん、ドーピングには当たらないのでクレアチンやカルチニンなどのサプリメントや食品を否定しているわけではありませんが

体力作りや健康増進の基本は運動と食事にあることを忘れないでくださいね。

とにもかくにも、やっぱりスポーツの素晴らしさはスポーツマンシップに則り、フェアプレーですることだと思うので、ドーピングなどには頼らずにプレーしてもらいたと思います。

では、今週も骨格屋のブログを読んでいただきありがとうございました。
もりりんでした。(・◇・)ゞ

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