完治するという勘違い!?ブロック注射についての誤解とは

みなさん、こんにちは
西口店、中北です

今日は、ブロック注射について書こうと思います

というのは、最近来院された方から、「整形外科でブロック注射を受けたけれども、全然良くならない!」という声を聞いたからです

このような言葉は本当によく耳にするのですが、私はこの言葉を聞くたびに違和感を覚えます�q|゚Д゚|p

なぜかというと、ブロック注射はもともと根本療法ではなく、対症療法だからです

ブロック注射は、身体の感覚を脳に伝えている神経の情報伝達を麻痺させるというものです

簡単に言うと、痛みという情報を脳に伝えないようにする、ということです

なのでブロック注射では、痛みを起こしている部分を治す、ということはできません

例え話をすると、

ホースから水が出ていて、この水を止めようと思います

このホースの途中をつまむと、一時的に水は止まります

しかし、手を放すとまた水はホースの口から出てきます

この水を止めるためには、蛇口を閉めるしかありません

ブロック注射はこの「ホースをつまむ」ということです

だから一時的に痛みは消えても、長くは続きません

そしてこの麻酔薬ですが、薬剤の効果がある時間はもって24時間です

なぜなら、体内で代謝吸収されるため、いつまでも薬が体内に残るということはないからです

そのため、ほとんどの方は注射の直後は痛みが瞬時に消えますが、数日後には痛みが再発します

ただ、中には注射の後、生涯痛みが出ないという人もいらっしゃいます

しかし、その理由は未だわかっていないのです

このような予想外のことがあるので、「ブロック注射で完治する」という勘違いが蔓延しているのかもしれません

たとえブロック注射後に痛みが生涯消えたとしても、それは薬剤の働きではありません

注射をきっかけとして、自分自身の自然治癒力が完治させたのです

カイロプラクティックはこの自然治癒力を活性化させる鍵が背骨にあると考えているので、どんな症状であろうとも背骨にアプローチします

「注射により自然治癒力が活性化するなら、注射でもいいじゃないか」(  ̄っ ̄)ムゥ

確かにその通りです

しかし、薬には副作用があるということを忘れないでください

代表的なものとして、鎮痛剤は胃潰瘍、ブロック注射は急性中毒があります

副作用を受けてでも、その痛みをすぐに消す必要があるのか
それとも、時間が多少かかっても自分の力で根本改善をするべきなのか

様々な角度から考えてみるといいかもしれません

今回のブログの結論

Block注射での完治はFlukeです

*後日談

上で「うまいこと言った」と思いながら最終チェックをしていたら、、実は発音が違うことが判明しました・・・

「ブロック」と「フロック」をかけているつもりだったのですが、どうやら「フロック」というのは和製英語のようで、英語では「フルーク」という発音になるそうです

つまらないダジャレはよく言いますが、ダジャレにすらなってないのは久しぶりです

オチもつかないので、校正後に見つけた文章内のダジャレに下線を引いておきました

これで勘弁してください・・・

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