みなさん、こんにちは
西口店中北です
今週のブログは、聴診器について書いてみようと思います
一般的にお医者さんのイメージは、「聴診器をぶら下げていて片手に注射器を持っている」という感じではないでしょうか?
注射器はわかるにしても、聴診器はいったい何に使うのでしょう?
「聴診っていうんだから、何か聴くためでしょ」( ´∀`)つ
そうです。身体の中の様々な音を聴くために持っています
でも、何の音を聴くのでしょうか?
「まさか腹の虫じゃあるまいし・・・」
実は、身体の中には心臓や肺・腸など、音を出す器官がいくつかあるのです
いったいどんな音が出るのかを、これから見ていきましょう
まずは、心臓です
心臓の音とは、ご存知のように心臓の拍動する音です
この拍動する音は何が出しているのかと言うと、主に「弁」が閉じる音です
心臓は4つの部屋に分かれていて、それぞれに血液の逆流を防ぐためのドアである「弁」が着いています
この4つある「弁」は、2つずつ2種類に分けられ、「房室弁」と「半月弁」と言われます
一般的に「ドックン」と表現される心臓の音
この「ドッ」という部分が房室弁が閉じる音
「クン」という部分が半月弁が閉じる音になります
これらの音が、規則正しく正常に聞こえるかを確認しています
次に、肺です
肺では、呼吸の時に起こる気流によって音が出ます
場所によって少し違いがありますが、通常は口をすぼめて息を吸ったときのような、「ヒュー」という音が聴こえます
障害があると、様々な雑音が聞こえることがあるので、それを評価しています
最後に腸です
腸ではグル音という音が聞こえます
お腹が空いたときに「グルル~」と鳴るものは、胃から十二指腸へ空気が流れていく音なので、それとは違います
グル音は、「ポコポコ」や「キュ~」というような音で聴こえます
これは、腸の内容物が腸内を移動するときに出る音です
腸管が閉塞したり狭窄するとこの音が増大することがあるので、それを聴いて確認しているのです
このように、医師は様々な音を聴診器で聞き分け、異常が無いかどうかを判断しています
聴診というのは、身体の状態を把握するために重要な判断材料なので、聴診器はお医者さんの代表的なアイテムとして定着しているのかもしれませんね
最後に豆知識を1つ
実は、聴診される部位で、医師が何の音を聞こうとしているかがわかります
肺の音をチェックする場合は、胸全体と背中全体に、腸ではおへその周りに聴診器を当てます
そして心音では、右胸1ヶ所、左胸3ヶ所に聴診器を当てます
なぜ合計4ヶ所なのかはもうわかりますね
そう、弁が4つあるからです
心臓は身体の中心よりやや左側にあるので、弁が左胸に3ヶ所あることになります
ついでに受診時の注意点を1つ
聴診器は体内の微小な音を拾って、拡声器のように音を大きくして医師に伝えています
そのため、聴診中に患者さんが声を出すと、声が身体を伝わって聴診器から聴こえるのですが、まさに鼓膜が破れんばかりの音で医師には聞こえます
なので、必ず無言で聴診を受けてくださいね
カイロプラクターは、手を使って筋肉や関節の微妙な状態を感知しています
そういう意味では、カイロプラクターの「手」は、医師の聴診器と同じような役割なのかもしれません
それでは、また来週をお楽しみに
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