こんにちは
今日の話題は来院されている患者さんから『しゃっくり』について教えて欲しいとのご要望があったので
しゃっくりでいきたいと思います。
しゃっくりはみなさん経験したことがありますよね?
しゃっくりの正体は横隔膜の痙攣(けいれん)で起きます。
横隔膜は胸腔と腹腔をへだてる膜状の筋肉です。大体肺のすぐ下くらいにあります。
「膜なのに筋肉なの(つд⊂)ゴシゴシ?」と、思う方もいると思いますが、
ここで、豆知識です。焼き肉のハラミってお好きですか?
実はどこの部位かというと横隔膜なんです。ちなみに背中側の薄い部分なんです。知ってましたか?膜っていうより肉(筋肉)って感じですよね。
ちょっと、話がずれてしまったので続いては横隔膜の働きです。
横隔膜は、自分だけでは動けない肺を呼吸するときに使う筋肉と共同で動かしているんです。
ですので、呼吸(腹式呼吸)の際に大きな役割をするんです。
また、しゃっくりの時の「ひっく ひっく」というあの独特な音(声?)は、横隔膜が突発的に収縮して肺の中に急激に空気が流れ込んで、その途中で声帯の隙間にある声門(息の通る狭いすきま。)が 閉じることで発生します。
神経の反射によって起こるため、自分の意思だけで止めるのは出来ません。
横隔膜の痙攣といっても要因がいくつかあります。
1.中枢神経(脳と脊髄)が刺激されて起こる場合・・・(中枢神経疾患アルコール中毒、脳腫瘍など)
2.末梢神経(=脳と脊髄の外にあって刺激や興奮を伝達する神経)【迷走、横隔神経】が刺激されて起こる場合・・・(肺炎、気管支喘息など)
3.横隔膜に対する直接刺激による場合・・・(過度の飲食、急な食事などで横隔膜に近い位置にある臓器が拡張し、横隔膜を刺激する場合など)
でも横隔膜が痙攣する原因ははっきりしていないのが実情です。
ですので、事前にしゃっくりの予防は難しいですがほとんどの場合、数分で自然に治まります。
しゃくりの止め方は、
・びっくりさせる
・息を止める
・コップ一杯の水を飲む
・ご飯を丸飲みする
などありますがほとんどの聞いたことがある止め方って直接的、間接的に横隔膜に刺激を与えて痙攣を止めようとする類のものが多いようです。
それ以外の止め方もいろいろあるそうですが原因が分かっていないために根拠はわかりません。
しゃくりが100回続くと死んでしまう。
とか3日続くと死んでしまう。
等ありますが、なんとギネスブックではアメリカのチャールズ・オズボーンという方が28歳~96歳までの68年間しゃっくりが続いたそうです。Σ(‘◇’*)エェッ!?
ですので上記のしゃっくりネタは迷信みたいですね。安心してください。
ただ、ここで注意点があります。
しゃっくり自体は無害でも、その背後に病気が潜んでいることもあります。
食道癌や脳腫瘍、肝臓やすい臓の病気が原因でも、横隔膜は刺激を受けます。
長期間続いたり、頻繁に出て不安な場合には一度病院で診てもらうと良いと思います。
以前書いた『ゲップ』のように生活の中のちょっとしたことが自分の健康を図る上で意外に大きな手がかりになることがあります。あまりナーバスになる必要はありませんが、日常生活で気になったことがあれば専門医や骨格屋スタッフに聞いてください。
今回も患者さんからの要望で『しゃっくり』についてお話させてもらいました。
要望をよせていただいた患者さんありがとうございました。
ご覧になっている方もご意見、ご要望などお気軽におよせくださいね。 (´▽`)
今日も骨格屋のブログをよんでいただきありがとうございました
もりりんでした。(・◇・)ゞ
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