イメージトレーニングの効果を上げるコツ‐イメージのし方の違い

みなさん、こんにちは西口店中北です

今日から新年度が始まります
桜も咲き始めていて、まるで新入生を歓迎しているみたいですね

そして、今日は4月1日です。
エイプリルフールですが、骨格屋ブログは嘘をつきませんのでご安心を(笑)

今日は「イメージトレーニングについて」です

スポーツをされる方はよく耳にする言葉だと思います。

例えば、ボクシングでは、相手が目の前にいることを想像してシャドーボクシングという練習をします実際にはいない相手を頭の中で描いて、本番前の予行練習をしているわけです。

また、身体を動かさないで行なうイメージトレーニングもあります。

例えば、家にいるときに野球でホームランを打つ場面を想像したり、発表会の前にステージ上で自分が最高のパフォーマンスをしているところを想像するのもイメージトレーニングの1つです

これらのことは、誰しも1度は経験しているのではないでしょうか

でも、こんな事を考えたことはありませんか?

「イメトレって本当に効果があるの?」?q|゚Д゚|p

はい、みなさん正直に手を挙げてください( ´_ゝ`)ノ

シャドーボクシングのように実際に身体を動かしている場合は、実際と同じように筋力を使っているので効果はありそうです

でも、座って想像しているだけでは、効果はなさそうですよね

自分も当時はそう思っていました

でも、違うんです

「何が違うんですか~」(屮゚Д゚)屮 カモーン

想像するだけでも効果があるんです

実は、想像するだけでも、脳からの指令が神経を伝って筋肉まで届いています

例えば、自分がホームランを打つことを想像していると、バッティングに使う筋肉に脳からの指令が僅かに伝わっているんです。そのため、脳がバッティングの動きの時に「どんな指令をだせばいいか」という訓練となって、結果、パフォーマンスがアップします

筋肉への神経伝達と、身体の協調運動が鍛えられるというわけです

そして今回、イメージトレーニングの効果をさらにアップさせるコツをお教えします

イメージトレーニングの方法には、2種類の方法があります

1つは「体験イメージ」、もう1つは「観察イメージ」と言われるものです

「体験イメージ」は、自分が実際に行なっているようにイメージをするものです。野球の例で言えば、自分が打者になってバッターボックスに立っている場面を想像します

「観察イメージ」は、客観的に行動をイメージするもので、観客席から自分のバッティングを見ている場面を想像します

では、どちらのイメージの方がパフォーマンスをアップさせるのでしょうか?

1991年の西田保の研究では、ゴルフ経験の無い男子学生10名を対象に、7番アイアンで100m離れた的に正確に当てる課題に対し、学生を5名ずつに分けて、一方には「体験イメージ」を強化する訓練を、他方には「観察イメージ」を強化する訓練をそれぞれ3週間行ない、その結果を検証しました。それによると、「体験イメージ」群はパフォーマンスが上がったが、「観察イメージ」群は変化が認められなかったと報告されています

これ以外にも多くの研究で、「体験イメージ」の方がパフォーマンスの向上には有効であると言われています

さらに、イメージの仕方として、より正確に鮮明にイメージできる人の方が効果は大きいと言われています

これらの事から、正確に自分が体験しているようにイメージすることがコツとなります

それにより、身体の機能がより正確に鋭敏に使えるように教育されるのです

最後に付け足しとして、「観察イメージ」の使い方を・・・

「観察イメージ」は、失敗した時の分析に利用できます。客観的にイメージをして失敗を分析することで、失敗を次に活かし同じ事を繰り返さないように予防ができるのです

例えば、過去にぎっくり腰になった時の事を思い浮かべて、なぜそうなったのかを分析し(姿勢が悪かった・不意に動いてしまったなど)、今後は注意するという感じです

上手にイメージを使って、身体パフォーマンスを上げながら予防もしていきましょう

それでは、また来週お会いしましょう~(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

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